要素別処理組込み関数 (総称):数値を 4 倍精度 (REAL(16)) 型に変換します。
形式
result = QEXT (a)
a
(入力) 整数型,実数型,または複素数型。
結果
結果の型は REAL(16) (REAL*16) です。1 つのデータ型を別の型に変換する関数は,代入文における暗黙の変換と同じ効果を持ちます。
a が REAL(16) 型である場合,結果は変換なしの a の値です (QEXT(a) = a)。
a が整数型または実数型である場合,結果の精度は,a の有効けた数のうち REAL(16) 値が含むことができるだけのけた数となります。
a が複素数型である場合,結果の精度は,a の実部の有効けた数のうち REAL(16) 値が含むことができるだけのけた数となります。
個別名 1 | 引数の型 | 結果の型 |
---|---|---|
INTEGER(1) | REAL(16) | |
INTEGER(2) | REAL(16) | |
INTEGER(4) | REAL(16) | |
INTEGER(8) | REAL(16) | |
QEXT | REAL(4) | REAL(16) |
QEXTD | REAL(8) | REAL(16) |
REAL(16) | REAL(16) | |
COMPLEX(4) | REAL(16) | |
COMPLEX(8) | REAL(16) | |
COMPLEX(16) | REAL(16) | |
1 これらの個別関数は実引数として渡すことはできません。 |
例
QEXT (4) の値は 4.0 です (丸めの結果。小数点以下には 32 けたがあります)。
QEXT ((3.4, 2.0)) の値は 3.4 です (丸めの結果。小数点以下には 32 けたがあります)。