実行時関数：オペレーティング・システムのコマンド・インタプリタにコマンド文字列を渡すことによってシステム・コマンドを実行します。
モジュール：USE DFLIB
形式
result = SYSTEMQQ (commandline)
commandline
(入力) CHARACTER*(*)。オペレーティング・システムに渡すコマンド。
結果
結果の型は LOGICAL(4) です。成功すれば .TRUE.，そうでなければ .FALSE. が返されます。
SYSTEMQQ 関数は，プログラムと同様にオペレーティング・システムのコマンドを渡すことができるようにします。SYSTEMQQ は，コマンド・インタプリタ・ファイル (通常，COMMAND.COM) に置かれている COMSPEC と PATH 環境変数を参照します。
WNT システムでは，呼び出したプロセスはコマンドが終了するまで待機します。W9* システムでは，呼び出したプロセスは現在のところすべての場合で待機しません。しかしながら，将来の実装で変更されるかもしれません。互換性と一貫した動作を保証するために，Fortran プログラムで WIN32 API CreateProcess() を使って，実行形式ファイルを直接呼び出すようにします。
関数が失敗した場合，GETLASTERRORQQ を呼び出して原因を究明します。以下のエラーの 1 つが返されます。
ERR$2BIG - 引数並びが 128 バイトを超えているか，環境構成に必要な空間が 32k を超えています。
ERR$NOINT - コマンド・インタプリタが見つかりませんでした。
ERR$NOEXEC - コマンド・インタプリタ・ファイルが不正な書式で実行できません。
ERR$NOMEM - 呼び出しを行ったプロセスが適切に割り当てられていないことを示す，コマンドを実行するのに十分なメモリーがないか，利用可能なメモリーが不正か，または，不正なブロックが存在しています。
SYSTEMQQ 関数に対するコマンド行文字の上限は，オペレーティング・システムのコマンド・インタプリタが許容するのと同じ上限です。
互換性
CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB
関連情報
例
USE DFLIB
LOGICAL(4) result
result = SYSTEMQQ('copy c:\bin\fmath.dat &
c:\dat\fmath2.dat')