実行時関数:シリアル・ポートへの接続を確立し,特定の使用パラメタを定義します。
モジュール:USE DFLIB
形式
iresult = SPORT_CONNECT (port, [options])
port
(入力) 整数。接続するポート番号。ルーチンは COMn を開きます。ここで n は,指定したポート番号です。
options
(省略可能,入力) 整数。接続オプションを定義します。これらのオプションは,nnn_LINE ルーチンがどのように動作し,ユーザーに渡されるデータにどのように影響するかも定義します。複数のオプションを指定する場合,演算子 .OR. を各オプション間に使用します。オプションには以下のものがあります。
オプション | 説明 |
---|---|
DL_TOSS_CR | 入力での復帰文字 (CR) を削除します。 |
DL_TOSS_LF | 入力での改行文字 (LR) を削除します。 |
DL_OUT_CR | SPORT_WRITE_LINE に各記録書き込みに CR を追加するようにさせます。 |
DL_OUT_LF | SPORT_WRITE_LINE に各記録書き込みに LF を追加するようにさせます。 |
DL_TERM_CR | CR を検出した時,SPORT_READ_LINE に READ を終了させます。 |
DL_TERM_LF | LF を検出した時,SPORT_READ_LINE に READ を終了させます。 |
DL_TERM_CRLF | CR+LF を検出した時,SPORT_READ_LINE に READ を終了させます。 |
ゼロを渡すことは,以下と同じことです。
(DL_OUT_CR .OR. DL_TERM_CR .OR. DL_TOSS_CR .OR. DL_TOSS_LF)
これは,入力での復帰文字と改行文字を削除し,出力行に復帰文字をつけ,そして,復帰文字が検出された時に入力行を返します。
結果
結果の型は INTEGER(4) です。成功すれば,結果はゼロで,そうでなければ Win32 エラー値です。
互換性
CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB
関連情報
SPORT_RELEASE,シリアル・ポート I/O ルーチンの使用
例
USE DFLIB INTEGER(4) iresult iresult = SPORT_CONNECT( 2, 0 ) END