SYSTEM_CLOCK

組込みサブルーチン:実時間時計から整数データを返します。

形式

CALL SYSTEM_CLOCK ( [count] [, count_rate] [, count_max] )

count
(省略可能,出力) 基本整数型スカラ。プロセッサー時計の現在の値に基づく値に設定されます。値は,count_max に達するまで時計の刻みごとに 1 ずつ増えていき,次の刻みでゼロに再設定されます (count は 0 ~ count_max の範囲にあります)。

count_rate
(省略可能,出力) 基本整数型スカラ。これは 1 秒間にプロセッサー時計が刻む回数に設定されます。

基本整数型が INTEGER(2) の場合,count_rate は 1000 です。基本整数型が INTEGER(4) の場合,count_rate は 10000 です。基本整数型が INTEGER(8) の場合,count_rate は 1000000 です。

count_max
(省略可能,出力) 基本整数型スカラ。これは count が持てる値の最大値,HUGE(0) に設定されます。

SYSTEM_CLOCK は,協定世界時 (UTC) の 1970 年 1 月 1 日の 00:00 からの経過秒数を返します。数値はバイアスなしで返されます。経過時間を得るには,SYSTEM_CLOCK を 2 回呼び出して,終了時刻から開始時刻を引く必要があります。

互換性

CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB

関連情報

DATE_AND_TIMEGETTIMHUGE

次に例を示します。

	INTEGER(2) :: IC2, CRATE2, CMAX2
	INTEGER(4) :: IC4, CRATE4, CMAX4
	CALL SYSTEM_CLOCK(COUNT=IC2, COUNT_RATE=CRATE2, COUNT_MAX=CMAX2)
	CALL SYSTEM_CLOCK(COUNT=IC4, COUNT_RATE=CRATE4, COUNT_MAX=CMAX4)
	PRINT *, IC2, CRATE2, CMAX2
	PRINT *, IC4, CRATE4, CMAX4
	END

このプログラムを 1997 年 12 月 11 日 (木) の 14:23:55 EST に実行すると,次の出力が得られます。

	13880   1000  32767
	1129498807       10000  2147483647