TIME は 組込み関数として,または可搬用ルーチンとして使うことができます。
組込みサブルーチン:システム内で設定されている現在の時刻を返します。
形式
CALL TIME (buf)
buf
8 バイトの変数,配列,配列要素,または部分列。
日付は,hh:mm:ss の形式を取る 8 バイトの ASCII 文字列として返されます。
buf が数値型で,8 バイトよりも小さいと,データが壊れる可能性があります。
buf が文字型である場合,それに結合された長さがサブルーチンに渡されます。buf が 8 バイトよりも小さい場合,サブルーチンは指定された長さに収まるように日付を切り捨てます。文字型の配列が渡された場合,サブルーチンは日付を,配列全体の長さではなく要素の長さを使って,最初の配列要素に格納します。
互換性
CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB
関連情報
例
CHARACTER*1 HOUR(8) ... CALL TIME (HOUR)
TIME サブルーチンには,文字型の配列 HOUR の最初の配列要素の長さが渡されます。その後,サブルーチンは 1 文字の要素に収まるように時刻を切り捨てるため,不正な結果が生じます。
可搬用関数とサブルーチン:関数は,1970 年 1 月 1 日 00:00:00 のグリニッジ平均時からのシステム時刻を秒単位で返します。サブルーチンは,書式 hh:mm:ss の文字列として現在の時刻をパラメタに書き込みます。
モジュール:USE DFPORT
関数形式
result = TIME ( )
サブルーチン形式
CALL TIME (string)
string
(出力) CHARACTER*(*)。24 時間形式で hh:mm:ss の書式で現在の時刻を返します。hh,mm,ss は,2 けたの現在の時間,分,秒をそれぞれ表します。
結果
結果の型は INTEGER(4) です。結果は,1970 年 1 月 1 日 00:00:00 のグリニッジ平均時からの経過時間を示す秒数です。
この関数が返す値は,他の可搬用日付と時刻の関数への入力として使われます。
USE DFPORT 文をプログラム中で宣言した場合のみ,TIME の関数,サブルーチンの両方を使うことができます。
互換性
CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB
関連情報
例
USE DFPORT INTEGER(4) int_time character*8 char_time int_time = TIME( ) call TIME(char_time) print *, 'Integer: ', int_time, 'time: ', char_time END