REAL(8) または DOUBLE PRECISION 定数は,REAL(4) の数値の 2 倍の精度を持ち,より大きな範囲を持っています。
REAL(8) または DOUBLE PRECISION 定数は 8 バイトのメモリーを占有します。指数の前の部分のけた数には制限はありませんが,一般には左から 15 けたが有効数字となります。
Tru64 UNIX,Linux,および Windows システムでは,IEEE T 浮動小数点書式が使用されます。OpenVMS では,指定されたコンパイラ・オプションに応じて,Compaq VAX D 浮動小数点書式,G 浮動小数点書式,または IEEE T 浮動小数点書式が使用されます。
例
以下に,REAL(8) または DOUBLE PRECISION 定数として有効な例と無効な例をいくつか示します。
有効 | |
123456789D+5 | |
123456789E+5_8 | |
+2.7843D00 | |
-.522D-12 | |
2E200_8 | |
2.3_8 | |
3.4E7_8 | |
無効 | 説明 |
-.25D0_2 | 2 は実数型の種別値としては無効です。 |
+2.7182812846182 | D 指数特定子がありません。これは単精度定数としては有効です。 |
1234567890D45 | D 浮動小数点書式には大きすぎます。G 浮動小数点書式と T 浮動小数点書式としては有効です。 |
123456789.D400 | どの倍精度書式にも大きすぎます。 |
123456789.D-400 | どの倍精度書式にも小さすぎます。 |
関連情報
実定数の一般的な規則については,「実定数の一般的な規則」を参照してください。
DOUBLE PRECISION (REAL(8)) データの書式と範囲については,プログラマーズ・ガイドを参照してください。
DOUBLE PRECISION (REAL(8)) データに影響を与えるコンパイラ・オプションについては,プログラマーズ・ガイドを参照してください。