文字式は,文字型の 2 つの演算対象を連結する文字組込み演算子 (//) で構成されます。文字式を評価した結果,その型の値が 1 つ生成されます。
文字式の結果は,左側の文字型演算対象の値と右側の演算対象の値を連結した値を持つ文字列です。文字式の長さは,演算対象値の長さの和です。たとえば,文字式 'AB'//'CDE' の値は 'ABCDE' で,その長さは 5 です。
括弧は文字式の評価には影響を与えません。たとえば,以下の文字式はいずれも等価です。
('ABC'//'DE')//'F' 'ABC'//('DE'//'F') 'ABC'//'DE'//'F'
いずれの式の値も 'ABCDEF' です。
文字式中の文字型演算対象が空白を含んでいる場合,文字式の値にはその空白が含まれます。たとえば,'ABC '//'D E'//'F ' の値は 'ABC D EF ' です。