配列代入文

配列代入は,右辺の配列式が左辺の配列変数と同じ形状を持つか,右辺の式がスカラである場合に可能です。

式がスカラであり,変数が配列である場合,配列の個々の要素にそのスカラ値が代入されます。

式が配列である場合,変数も配列でなくてはなりません。式の配列要素値は,配列変数の対応する要素に (要素ごとに) 代入されます。

重複部分配列は,同じ値の 2 つ以上の要素を持つベクトル添字です。組込み代入では,代入の結果が不定なので,変数は重複部分配列であってはなりません。

次の例で,XY は同じ形状の配列です。

	X = Y

Y の要素は,要素ごとに X の対応する要素に代入されます。Y の最初の要素が X の最初の要素に代入され,それ以降の要素も順番に代入されていきます。プロセッサーは要素ごとの代入を任意の順序で実行することができます。

次の例は,配列にスカラを代入しています。

	B(C+1:N, C) = 0

これは,要素 B(C+1,C)B(C+2,C),... B(N,C) にゼロを設定します。

次の例は,配列 A の要素の値を反転させます。

	REAL A(20)
	...
	A(1:20) = A(20:1:-1)

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