ポインタが割り付けられると,ポインタは指示先に結合され,ポインタを使って指示先の引用や定義を行えるようになります (指示先は,ポインタ宣言に応じて,配列またはスカラとなります)。
他のポインタをポインタ代入によってポインタ指示先 (またはポインタ指示先の一部) に結合することができます。
割付け配列とは対照的に,ポインタは,その時点で指示先に結合されていても,新しい指示先を割り付けることができます。それまでの結合は削除され,ポインタは新しい指示先に結合されます。
前の指示先が割付けによって作成されていた場合,現在も結合されている他のポインタから引用できるものでない限り,その指示先は参照不可能となります。
ASSOCIATED 組込み関数を使うと,ポインタがその時点で指示先に結合されているかどうかを調べることができます (ポインタの結合状態は確定でなくてはなりません)。
REAL, TARGET :: TAR(0:50) REAL, POINTER :: PTR(:) PTR => TAR ... IF (ASSOCIATED(PTR,TAR))...
関連情報
ポインタについては,「POINTER」を参照してください。
ポインタ代入については,「ポインタ代入」を参照してください。
ASSOCIATED 組込み関数については,「ASSOCIATED」を参照してください。