飛越しは,同じ有効域中の文番号の付いた文に制御を移すことで,通常の実行列に影響を与えます。制御を移す文は飛越し文と呼ばれ,制御が移る先の文は飛び先文と呼ばれます。
以下のものを除く任意の実行文が飛び先文になることができます。
CASE 文
ELSE 文
ELSE IF 文
以下の文には特定の制約があります。
文 | 制約 |
DO 終了文 | 飛越しはその非整構造 DO 構文中から行われなくてはなりません。1 |
END DO | 飛越しはその整構造 DO 構文中から行われなくてはなりません。 |
END IF | 飛越しはその IF 構文中から行われなくてはなりません。2 |
END SELECT | 飛越しはその CASE 構文中から行われなくてはなりません。 |
1 終了文が複数の非整構造 DO 構文から共有されている場合,飛越しは一番内側の DO 構文からしか行えません。
2 IF 構文の外側から END IF 文に飛越しすることができます。これは Fortran 95 の廃止事項機能です。Compaq Fortran は Fortran 95 の廃止事項を完全にサポートしています。 |
本節では以下の飛越し文について説明します。
割当て形 GO TO 文 (ここでは ASSIGN 文についても説明しています)
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