書式付き索引付き READ 文の規則 (VMS のみ)

書式付き索引付き READ 文は,編集のための書式仕様を使用して (存在する場合),データを文字列から 2 進形式に変換します。変換されたデータは,I/O 並び中の要素に,それらの要素が現れる順に (左から右に) 代入されます。

I/O 並びと書式仕様が,追加の記録が読み取られることを示している場合,文は現在のキー参照値を使って追加の記録を順番に読み取ります。

KEYID が省略された場合,キー参照値は直前の指定と同じ値になります。最初の索引付き READ 文で KEYID が省略された場合,キー参照は主キーとなります。

指定されたキー値が,参照されているキー欄よりも短い場合,一致するものが見つかるまで,キー値が適切なキー欄の左端の文字と照合されます。その後,一致した記録が読み取られます。指定されたキー値が,参照されているキー欄よりも長い場合,エラーが発生します。

ファイルが書式なし I/O のために接続されている場合,書式付きデータ転送は禁止されます。

次の文が指定されているとします。

	READ (3, KAT(25), KEY='ABCD') A,B,C,D

READ 文は,I/O 装置 3 に接続されているファイルから,主キーに 'ABCD' というキー値を持つ記録を取り出します。その後,配列項目 KAT(25) に含まれている書式を使って,記録の最初の 4 つの欄を変数 ABC,および D に読み取ります。