L 形編集記述子は論理値を転送します。これは次の形式を取ります。
Lw
指定された I/O 並び項目は論理型か整数型でなくてはなりません。
G 形編集記述子を使うと,論理型データを編集することができます。これは Lw と同じ規則に従います。
入力処理の規則
入力時に L 形編集記述子は,外部欄から w 個の文字を転送し,対応する I/O 並び項目にその論理値を代入します。代入される値は,外部欄データに以下のように依存します。
最初の空白以外の文字が .T,T,.t,または t である場合,.TRUE. が代入されます。論理定数 .TRUE. は入力形式として有効です。
最初の空白以外の文字が .F,F,.f,または f であるか,欄全体が空白で埋められている場合,.FALSE. が代入されます。論理定数 .FALSE. は入力形式として有効です。
外部欄に他の値がある場合,エラーが発生します。
出力処理の規則
出力時に L 形編集記述子は,w 文字の長さの外部欄に次の内容を転送します。w - 1 個の空白の後に,T または F を続けたもの (それぞれ,値が .TRUE. と .FALSE. だった場合) になります。
次に,L 形編集記述子を使った出力の例を示します ('^' は,空白文字を表しています)。
書式 値 出力 L5 .TRUE. ^^^^T L1 .FALSE. F
関連情報
データ編集記述子の形式については,「データ編集記述子の形式」を参照してください。