制御編集記述子は,以下のいずれかの形式を取ります。
c
cn
nc
c
次のいずれかの書式コード。
T,TL,TR,X,S,SP,SS,BN,BZ,P,:,/,\,$,Q
n
文字位置数。これは正の基本整数型定数表現であるか,可変書式でなくてはなりません。種別パラメタは指定できません。名前付き定数であってはなりません。
n の範囲は,Alpha および ia64 プロセッサーでは 1 ~ 2147483647 (2**31-1),ia32 プロセッサーでは 1 ~ 32767 (2**15-1) です。実際に使用可能な範囲は,記録の大きさ (RECL) とファイル・システムの制約を受けることがあります。
規則と振る舞い
一般に,制御編集記述子の反復は不可能です。唯一の例外は斜線 (/) 編集記述子で,その前に書式反復数を付けることができます。
制御編集記述子は以下の個別形式を持ちます。
位置付け | Tn,TLn,TRn,nX |
符号 | S,SP,SS |
空白解釈 | BN,BZ |
けた移動数 | kP |
その他 | :,/,\,$,Q |
P 形編集記述子は,一般的な制御編集記述子の構文の例外です。この記述子の前には,文字位置付け指定子ではなくけた移動数が置かれます。
制御編集記述子は,括弧で囲んでグループ化し,その前にグループ書式反復数を付けることができます。
関連情報
グループ書式反復数については,「入れ子とグループ書式反復数」を参照してください。
書式仕様一般については,「書式仕様」を参照してください。