RECORDTYPE 指定子は,ファイル中の記録形式を指定します。これは次の形式を取ります。
RECORDTYPE = typ
typ
以下のいずれかの値に評価されるスカラ基本文字式。
'FIXED' | 固定長記録を指定します。 |
'VARIABLE' | 可変長記録を指定します。 |
'SEGMENTED' | セグメント化された記録を指定します。 |
'STREAM' | ストリーム形式の可変長記録を指定します。 |
'STREAM_LF' | 改行によって終了するストリーム形式の可変長記録を指定します。 |
'STREAM_CR' | 復帰によって終了するストリーム形式の可変長記録を指定します。 |
ファイルを開くときの基本記録形式は以下のようになります。
'FIXED' | 相対編成ファイルの場合 |
'FIXED' | 直接探査順編成ファイルの場合 |
'STREAM_LF' | 書式付き順番探査ファイルの場合 |
'VARIABLE' | 書式なし順番探査ファイルの場合 |
セグメント化された記録とは,物理記録であるセグメントから構成される論理記録です。セグメント化された記録長は 65,535 バイトよりも長くなることがあるので,セグメント化された記録はディスクまたは低密度磁気テープ・ファイルへの書式なし順番探査にのみ使用するようにしてください。
セグメント化された記録を含んでいるファイルは,書式なし順番データ転送文でしか探査できません。
出力文が固定長記録を含んでいるファイルに対して完全な記録を指定しなかった場合には,以下のようになります。
書式付きファイルでは,記録は空白で埋められます。
書式なしファイルでは,記録はゼロで埋められます。
関連情報
記録形式とファイル編成の詳細については,プログラマーズ・ガイドを参照してください。