条件付きコンパイルの規則 (TU*X のみ)

OpenMP Fortran API では,適切な指示文接頭辞を使用すれば,Compaq Fortran 文の条件付きコンパイルを行うことができます。

接頭辞はどのソース形式を使用しているかによって変わりますが,!$ はすべての形式で有効です。

接頭辞の後には,同じ行の中で,有効な Compaq Fortran 文を続けなくてはなりません。

固定形式

固定形式プログラムでは,条件付きコンパイルの接頭辞は次のいずれかです。
!$C$ (または c$),*$

接頭辞は列 1 から始まらなくてはならず,空白を挟まずに,1 つの文字列として指定されていなくてはなりません。指示文行には固定形式ソースの規則が適用されます。

先頭の行は列 6 に空白またはゼロを含んでいなくてはならず,継続行は列 6 に空白またはゼロ以外の文字を含んでいなくてはなりません。たとえば,以下に示す条件付きコンパイルを指示するための形式は等価です。

	  c23456789
	  !$    IAM = OMP_GET_THREAD_NUM( ) +
	  !$   *      INDEX

	  #IFDEF _OPENMP
	        IAM = OMP_GET_THREAD_NUM( ) +
	       *      INDEX
	  #ENDIF

自由形式

自由形式の条件付きコンパイル接頭辞は !$ です。この接頭辞は,その前に空白しか置かれていない限り,任意の場所に置くことができます。これは空白を挟まずに,1 つの単語として指定されていなくてはなりません。指示文行には自由形式ソースの規則が適用されます。

最初の行は,接頭辞の後に空白を含んでいなくてはなりません。継続行は,行の最後の空白以外の文字としてアンド記号を持っていなくてはなりません。継続行は,接頭辞の後にアンド記号を持つことができ,アンド記号の前後にオプションとして空白を持つことができます。

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