総称手続引用が行われると，何らかの特定の手続が呼び出されます。以下の規則が使用されていれば，総称引用は一義的になります。
有効域中で同じ総称名を持つ 2 つの手続は，両方ともサブルーチン (または両方とも関数) でなくてはなりません。片方の手続は，以下のいずれかである省略可能でない仮引数を持っていなくてはなりません。
他の引数並びで位置または引数キーワード付きで存在していない。
存在しているが，異なる型，種別パラメタ，または次元数を持っている。
有効域中で同じ総称演算子を持つ 2 つの手続は，どちらも同じ数の引数を持つか，どちらも代入を定義していなくてはなりません。一方の手続は，引数並び中の位置によって，異なる型，種別パラメタ，または次元数を持つもう一方の手続の仮引数に対応づけられている仮引数を持っていなくてはなりません。
インタフェース宣言が組込み手続，演算子，または代入を拡張している場合，これらの規則は，組込み手続が使用可能な引数の組のそれぞれに対する個別手続の集まりから構成されているかのように適用されます。
総称手続がモジュールから参照される場合，これらの規則はすべての個別手続に適用されます。これは，一部の手続がその個別名では参照できない場合でも同じです。
関連情報
総称手続名の詳細については，「手続の総称名の定義」を参照してください。