情報の表示方法

Microsoft ビジュアル開発環境は,ウィンドウ,ペイン,およびフォルダに情報を表示します。1 つのウィンドウは複数のペインを含むことができ,個々のペインは 1 つまたは複数のフォルダを表示することができます。ペインとはウィンドウ内の独立し分割された領域のことで,フォルダとはプロジェクトに含まれるファイルを視覚的に表現したものです。フォルダは,Visual Fortran がファイルをコンパイルする順序や,ソース・ファイルとモジュールなどのファイル間の依存関係を示します。

プロジェクトを作成した直後,「Project Workspace」ウィンドウには,プロジェクトの内容に関する情報を表示するいくつかの基本ペインが含まれています。これらのペインには,ウィンドウの下部のタブを通して参照することができます。また,ユーザーはアウトプット・ペインを開くこともできます。このアウトプット・ペインには,ビルド結果,デバッグ結果,「ファイルから検索」結果,およびプロファイラ結果の出力を表示するタブがあります。基本ペインに加えて,ペインをカスタマイズして,自分にとって最も便利な形でプロジェクトの情報を表示することができます。

プロジェクト構成要素に関する情報は,プロジェクト・ウィンドウのペインから参照することができます。ペイン中の任意の項目をダブルクリックすると,その項目が適切な形で表示されます。たとえば,ソース・ファイルはテキスト・エディタに,ダイアログボックスはダイアログ・エディタに,ヘルプ・トピックは情報ウィンドウに表示されます。

メニュー・コマンド,特に「Save」コマンドと「Save As」コマンドを使用するときには,適切なペインが選択されていることに注意してください。「File」メニューのコマンドは,現在フォーカスを持っているウィンドウにしか影響を与えません。