Fortran Console アプリケーション・プロジェクト

Fortran Console アプリケーション (.EXE) は,画面へのグラフィックス出力を必要としない,文字列を基本とした Visual Fortran プログラムです。これは,UNIX ワークステーションや,メインフレーム・コンピュータに接続された端末上で動作するプログラムに似ています。

Fortran Console アプリケーション・プロジェクトは 1 つのウィンドウで動作し,通常の入出力コマンドを通してプログラムと会話することができます。Fortran Console アプリケーションは,グラフィックス出力やグラフィカル・ユーザー・インタフェースを使わない,純粋な数値処理を行うプログラムに適しています。また,このプロジェクト・タイプを使うアプリケーションは,他のプロジェクト・タイプを使うアプリケーションよりも他のプラットフォームへの可搬性が優れています。

Fortran Console アプリケーションは,グラフィックス出力に要する時間が不要なため,Standard Graphics アプリケーションや QuickWin Graphics アプリケーションよりも高速に動作させることができます (「コンソールを使用」を参照)。

プログラムからグラフィックス・ルーチンを呼び出すと,出力は生成されず,エラー・コードが返されます。このようなエラーが起こってもプログラムは自動的には終了しないので,この状況に対処できるようなコードを書く必要があります。

Fortran Console アプリケーション・プロジェクトでは,スタティック・ライブラリー,DLL,およびダイアログボックスを使用することができますが,QuickWin 関数は使用できません。マルチスレッド・ライブラリーは,このプロジェクト・タイプも含めて,すべてのプロジェクト・タイプで選択することができます。

通常の MS-DOS コンソールと同様に,ALT+ENTER のキーの組み合わせを使って,画面表示をウィンドウ・モードとフル・スクリーン・モード間で切り替えることができます。

Fortran Console アプリケーション・プロジェクトのサンプルは Celsius です (\MYPROJECTS\CELSIUS)。このサンプルについての説明は,『Compaq Visual Fortran Installing and Getting Started』の「Chapter 6 Using Visual Fortran」または「プロジェクトの定義」を参照してください。