LINK オプションの規則

オプションは,負符号 (-) または斜線 (/) の後にオプション名を続けたオプション指定子から構成されています。オプション名を短縮することはできません。一部のオプションは,コロン (:) の後に指定される引数を受け付けます。オプションに引数をつける場合,引数間に空白やタブは使用できません。ただし /COMMENT オプションの引用符で囲まれた文字列中では使用することができます。

数値の引数は 10 進数か C 言語書式で指定します。1 ~ 9 の数字は 10 進数の値を,ゼロ (0) の後の整定数は 8 進数の値を,ゼロと x (0x または 0X) の後の整定数は 16 進数の値を表します。オプション名とそのキーワードまたはファイル名引数では大文字小文字が区別されませんが,引数としての識別子では大文字小文字が区別されます。

LINK はまず LINK 環境変数で指定されたオプションを処理します。次に,LINK はコマンド行とコマンド・ファイルで指定された順序でオプションを処理します。同じオプションが異なる引数を付けて繰り返されていた場合,最後に処理されるものが優先されます。

オプションはビルド全体に適用されます。個々の入力ファイルに適用されるオプションはありません。