デバッガーでの Array Viewer の使用

プロフェッショナル版では,デバッガーで Array Viewer を使用することができます。次のサンプル・プログラムを考えます。

	PROGRAM ARRAY
	  INTEGER I1, I2
	  REAL VAL(5,5), X

	  VAL = 0.0
	  X = 1.0
	  DO I1 = 1,5
	    DO I2 = 1,5
	      X = X*1.2
	      VAL(I1,I2) = X
	    END DO
	  END DO
	  PRINT *,VAL
	END PROGRAM ARRAY

デバッガーでの Array Viewer の使用

  1. デバッガーを起動します (「Squares サンプル・プログラムのデバッグ」を参照)。

  2. プログラム中の表示したい配列値を生成する部分に進みます。特定のブレークポイントでプログラムの実行を停止した後,ステップを行うといいでしょう。

  3. 次図に示すように,Array Viewer 中で表示したい配列の名前を選択 (クリック) します。

  4. 「Debug」メニューの「Fortran Array Viewer」をクリックするか,次図のように「Fortran」ツールバーの「Array Viewer」ボタンをクリックします。

    「Fortran」ツールバーを表示するには,次の操作を行います。

    1. 「Tools」メニューの「Customize」を選択します。

    2. 「Toolbars」タブをクリックします。

    3. 「Fortran toolbar」チェックボックスを設定します。

    次図に示すように,Array Viewer と「Fortran Arrays」ウィンドウが表示されます。

    Array Viewer は,上の部分 (データ・ウィンドウ) に,VAL の配列要素の値を表示します。

    下の部分 (グラフ・ウィンドウ) には,配列 VAL の値が 2 次元ビューで表示されます。「Height Plot」などの他のビュー形式で表示することもできます。それには,「View」メニューの「Height Plot」をクリックします。

    初期状態では,「Fortran Arrays」ウィンドウは現在表示されている配列とその状態を表示します。

  5. 表示されている配列のデータをプログラムが変更したら,次の操作を行うことができます。

  6. 「Fortran Arrays」ウィンドウでは,次表に示したような機能を実行することができます。

    操作 「Fortran Arrays」ウィンドウでの操作
    既存の Array Viewer で別の配列を表示する。 「Name」欄をクリックし,配列名を入力する。
    Array Viewer の新しいインスタンスで別の配列を表示する。 「Name」欄の最後の行をクリックし,配列名を入力し,Enter (Return) を押す。指定された配列が,Array Viewer の新しいインスタンスで表示される。
    表示されている配列の値を更新する。 配列の行をダブルクリックする。
    Array Viewer の使用を中止する (「Fortran Arrays」ウィンドウから名前を削除する。) デバッガーを停止するか (「Debug」メニューの「Stop Debugging」),配列名を繰り返して選択し,Delete キーをクリックする。
    Array Viewer のデタッチされたインスタンス (デバッガーと関連付けられていないもの) を作成する。 「Name」欄で配列をクリックし,Escape (Esc) キーを押す。これで配列名が「Fortran Arrays」ウィンドウから削除され,Array Viewer のデタッチされたインスタンスが作成される。このインスタンスはデバッグ・セッションが終わっても残っている。

Array Viewer の使用方法の関連情報