Visual Fortran は,実行時にすべての演算を行うのではなく,できるだけ多くの演算をコンパイル時に行ってしまいます。
定数演算
Visual Fortran は (PARAMETER 定数を含む) 定数に対してさまざまな演算を実行することができます。
単項マイナスが前に置かれている定数については,その負の値を計算します。
PARAMETER (NN=27) I = 2*NN+J ! I = 54 + J になります
一部の定数値関数および演算子の評価はコンパイル時に行われます。これには,定数を取る一部の関数,文字定数の連結,および定数が関与する論理演算と関係演算が含まれます。
REAL X, Y X = 10 * Y ! X = 10.0 * Y になります。
INTEGER I(10,10) I(1,2) = I(4,5) ! 直接ロード,保存としてコンパイルされます。
代数的再結合の最適化
Visual Fortran は,演算が効果を持たないかどうか,また効果を持たないように変換できるかどうかを確認するために,演算の実行を遅らせます。効果を持たない演算は削除されます。典型的な例は,単項マイナスと .NOT. 演算です。
X = -Y * -Z ! Y * Z になります。