特定のループ最適化を制御するための cDEC$ IVDEP コンパイラ指示文の使用

cDEC$ IVDEP コンパイラ指示文を使うと,DO ループでの依存関係解析に関連した特定の最適化を制御することができます。最適化を制御したい DO ループの前に cDEC$ IVDEP コンパイラ指示文を置きます。すべての DO ループでこのコンパイラ指示文が使われるわけではありません。

cDEC$ IVDEP コンパイラ指示文は,通常のすから実行順と同じ前方向で発生するすべての依存関係を仮定して,依存関係解析を行うようにオプティマイザに伝えます。通常のコンパイラは,依存の向きについての初期仮定を行わず,依存関係解析を行います。この点が,このコンパイラ指示文との違いです。

cDEC$ IVDEP コンパイラ指示文の詳細については,「IVDEP」を参照してください。