Fortran 実行形式ファイルの作成

アプリケーションをビルドする最も単純な方法は,すべての Visual Fortran ソース・ファイル (.FOR) をコンパイルし,結果として得られたオブジェクト・ファイル (.OBJ) を 1 つの実行形式ファイル (.EXE) にリンクするというものです。単一ファイルの実行形式ファイルは,ビジュアル開発環境で,またはコンソール・コマンド行から DF (または FL32) コマンドを使ってビルドできます。

この方法でビルドした実行形式ファイルは,実行時ライブラリーを含めて,プログラムの実行に必要なすべてのコードを含んでいます。プログラムは 1 つのファイルに含まれているので,コピーやインストールが簡単に行えます。しかし,プロジェクトには,アプリケーションのビルドに使用したルーチンの全ソース・ファイルとオブジェクト・ファイルが含まれています。一部のルーチンを別のプロジェクトで使用する必要が生じた場合,そのすべてを再びリンクしなくてはなりません。