複数のリソース・ファイルを使うリソースのインクルード

通常,1 つのリソース・スクリプト・ファイル (.rc) に全てのリソースを保存する基本配置で作業するほうが簡単であり便利です。しかしながら,「Resource Include」ダイアログボックスの「Compile-time directies」ボックスにそれらを入力することで,コンパイル時に現在のプロジェクトに他のリソース・ファイルを追加することができます。

.rc ファイルではなくファイルにリソースを置く様々な理由があります。

これらの条件のどれかに一致する既存の .rc ファイルにセクションがある場合,1 つ以上の .rc ファイルにセクションを置くべきで,「Resource Include」ダイアログボックスを使ってプロジェクトにそれらをインクルードするようにします。

コンパイル時にプロジェクトに追加するリソース・ファイルをインクルードするには,以下のようにします。

  1. ユニークなファイル名のリソース・スクリプト・ファイルにリソースを置きます。(主リソース・スクリプト・ファイルに対して使われる基本ファイル名である projectname.rc は使わないでください。)

  2. 「View」メニューから「Resource Includes」を選択します。

  3. 「Compile-time directives」ボックスで開発環境の主リソース・ファイルに新しいリソース・ファイルをインクルードするための #include コンパイラ指示文を使います。この方法でインクルードされるファイル中のリソースは,コンパイル時に実行形式ファイルの一部として作成されます。プロジェクトの主 .rc ファイルで作業する時,これらは直接編集や修正することはできません。別個にインクルードした .rc ファイルを開く必要があります。

  4. 「OK」をクリックします。