ピクチャの使用

ピクチャ・コントロールは，ダイアログボックス内の配置される，アプリケーションが絵を表示する領域です。

これは出力専用のウィンドウなので，ユーザーが変更することはできません。ユーザーの入力には反応しないので，コールバックもサポートされていません。

表示する絵は，リソース・エディタの「Properties」ダイアログボックスを使って設定することができます。リソース・エディタを使って完全に定義できるオプションには，以下のものがあります。

• Icon

• Bitmap

• Frame

• Rectangle

リソース・エディタを使う場合，ピクチャの「Picture Properties」ダイアログボックスを表示するには，ピクチャの境界をダブルクリックする必要があります。表示された「Properties」ダイアログボックスが「Picture Properties」ではなく「Dialog Properties」というタイトルを持っている場合，「Dialog Properties」ダイアログボックスを閉じ，ダブルクリックを行う前に境界をクリックしてください。「Picture Properties」ダイアログボックスでは，特定のピクチャ形式に対して「Image」を指定するのと同様にピクチャの形式を選択することができます。

たとえば，ダイアログに既存の BMP (Bitmap) ファイルを追加するには，以下のようにします。

1. プロジェクト・ワークスペースを開いた後，「Insert」メニューから「Resource」をクリックします。

2. リソースの形式 (たとえば，Icon または Bitmap) を選択し，「New」(新規)，「Import」(既存) または 「Custom」(カスタム) のリソースのどれかを選択します。この例では，プロジェクト・ディレクトリにコピーしておいた既存の Bitmap ファイルを指定します (「Import」をクリック)。

3. リソースを指定した後，「ResourceView」の適切なリソース形式 (たとえば bitmap) の下にその名前が表示されます。

4. 「Control」ツールバーからピクチャ・アイコンをダイアログボックスの適切な場所にドラッグして，ダイアログボックスにピクチャを追加します。必要に応じてピクチャの大きさを変更します。ピクチャ形式の基本設定は，Frame です。

5. ピクチャの「Picture Properties」ダイアログボックスを表示するには，ピクチャ領域の境界を注意してダブルクリックします。「Picture Properties」ダイアログボックスではなく「Dialog Properties」ダイアログボックスが表示された場合，「Dialog Properties」ダイアログボックスを閉じもう一度試みてください。

6. 「Picture Properties」ダイアログボックスでピクチャ形式を選択します。たとえば，Bitmap または Icon の形式を選択した場合，利用可能なプロジェクト・リソースの一覧から Image を選択することができます。

7. 必要に応じてピクチャを移動することができます。

8. 「Picture Properties」ダイアログボックスを閉じます。