スピンコントロールの使用

スピンコントロールは,ユーザーが値をステップするための上向きと下向きの矢印を含んでいます。アプリケーションは,DLG_RANGEMINDLG_RANGEMAX を使ってスピンコントロール値の範囲を設定または取得し,DLG_POSITION を使って現在の値を設定または取得します。

スピンコントロールは,通常は「Buddy ウィンドウ」と呼ばれるコンパニオン・コントロールと関連付けられています。一般に,ユーザーからは,スピンコントロールとその Buddy ウィンドウは 1 つのコントロールに見えます。プログラマは,スピンコントロールが自動的に Buddy ウィンドウの横に配置され,Buddy ウィンドウのタイトルを自分の現在の値に自動的に設定するように指定することができます。このためには,スピンコントロールの「Auto buddy」スタイルと「Set buddy integer」スタイルを設定します。

Buddy ウィンドウは,通常は,エディットボックスまたはスタティックテキスト・コントロールです。「Auto buddy」スタイルが設定されていると,スピンコントロールはダイアログボックスのタブ順で直前のコントロールを,自動的に Buddy ウィンドウとして使用します。

スピンコントロールは,ユーザーがコントロールの現在の値を変更するたびに,DLG_CHANGE コールバックを呼び出します。

スピンコントロールは,Windows プログラミングのドキュメントでは "Up-down" コントロールと呼ばれています。