グラフィックス・モードの設定

SETWINDOWCONFIG を使うと,ウィンドウ・プロパティを構成することができます。グラフィックス・ドライバで使用できる最高の解像度に設定するには,windowconfig 構造型の numxpixelsnumypixelsnumtextcols,および numtextrows に対して -1 の値を代入します。これにより,Fortran Standard Graphics アプリケーションはフル・スクリーン・モードで起動します。

最大グラフィックス領域よりも小さい領域を指定すると,アプリケーションはウィンドウ中で表示されます。ALT+ENTER を使うと,フル・スクリーン画面とウィンドウ画面間を切り替えることができます。QuickWin アプリケーションで SETWINDOWCONFIG を呼び出さないと,子ウィンドウは基本設定として,640x480 ピクセル,30 行,80 列を表示し,8x16 のフォントの大きさを使用するスクロール可能なテキスト・ウィンドウとなります。色数は使用しているビデオ・ドライバに依存します。

SETWINDOWCONFIG.FALSE. を返した場合,ビデオ・ドライバが指定されたオプションをサポートしていません。この場合,関数は windowconfig 構造型中の値を,要求された構成に可能な限り近い,正常に動作する値に調整します。その後,SETWINDOWCONFIG を再び呼び出せば,調整済みの値を使って呼び出しを成功させることができます。次に例を示します。

	LOGICAL statusmode
	TYPE (windowconfig) wc
	wc.numxpixels  = 1000
	wc.numypixels  = 300
	wc.numtextcols = -1
	wc.numtextrows = -1
	wc.numcolors   = -1
	wc.title = "Opening Title"C
	wc.fontsize = #000A000C ! 10 X 12
	statusmode = SETWINDOWCONFIG(wc)
	IF (.NOT. statusmode) THEN statusmode = SETWINDOWCONFIG(wc)

SETWINDOWCONFIG を使用するときには,すべての欄に値を指定してください (数値欄には -1 か独自の値,タイトルには C 言語形式文字列)。一部の欄しか指定せずに SETWINDOWCONFIG を呼び出すと,指定しなかった欄に無意味な値が設定されることがあります。