多くのプログラムと同様に,グラフィックス・プログラムを作成するときには,小さな単位を組み合わせるようにした方が簡単です。独立したルーチンを使用することで,プログラムの機能的な構成要素が分離され,デバッグが楽になります。次に示すサンプル・プログラムとそれに付随するサブルーチンは,グラフィックス・プログラムの初期化,描画,および終了に関連する手順を示しています。
SINE プログラムは正弦波を描画します。このプログラムの手続は,一般的なグラフィックス・ルーチンを数多く呼び出しています。主プログラムは,実際のグラフィックス・コマンドを実行する 5 つのサブルーチンを呼び出しています。これらのサブルーチンも SINE.F90 ファイルに含まれています。
! SINE.F90:基本グラフィックス関数の説明 ! USE DFLIB CALL graphicsmode( ) CALL drawlines( ) CALL sinewave( ) CALL drawshapes( ) END . . .
SINE プログラムで使用されているサブルーチンについては,次の節を参照してください。
SINE プログラムの出力を次図に示します。SINE ルーチンは Visual Fortran サンプルの ...\DF98\SAMPLES\TUTORIAL フォルダにあります。このプロジェクトは Fortran Standard Graphics Application としてビルドされます。