可搬用ライブラリー (DFPORT) を使用する方法には次の 2 つがあります。
プログラムに USE DFPORT 文を追加します。この USE 文は,DFPORT モジュールをインクルードします。
正しいパラメタと戻り値を使って,可搬用ルーチンを呼び出します。
基本設定では,リンク時に可搬用ライブラリー DFPORT.LIB がリンカーに渡されます。DFPORT.LIB ライブラリーがリンカーに渡されないようにするには,/fpscomp:nolibs オプションを指定します。
DFPORT モジュールを使用することで,ルーチンのインタフェース宣言とパラメタ定義が提供され,またコンパイラが呼び出しの検証を行えるようになります。
このライブラリー中の一部のルーチンは,異なる引数の組で呼び出すことができ,ときにはサブルーチンではなく関数として呼び出せることもあります。この場合,引数と呼び出し機構がルーチンの意味を決定します。DFPORT モジュールは,これらのルーチンの手続定義を与える総称インタフェース宣言を含んでいます。