言語が混在したプログラミングにおける名付け規約の調整

ATTRIBUTES オプションの CSTDCALL は,名付け規約と呼び出し規約の両方を決定します。呼び出し規約は,引数がどのように移動され,格納されるのかを指定します。名付け規約は,.OBJ ファイルに格納されるシンボル名がどのように変更されるかを指定します。名前は,同じプログラムの各部品間で,同様に外部のルーチン間で共有される外部データ・シンボルで重要になります。シンボル名 (サブルーチン名など) は,すべての呼び出し側ルーチンで一貫していなければならないメモリー位置を識別します。

パラメタ名 (手続定義中でその手続に渡される変数に与えられる名前) は,まったく影響を受けません。

名前は,大文字小文字が区別されること (C,Visual Basic,および MASM),大文字小文字が区別されないこと (Fortran),名前の修飾 (Visual C++) などの理由から変更されます。名付け規約の調整が行われないと,プログラムはリンクに成功せず,「未解決の参照」エラーが発生します。

この節では次の内容を扱っています。