MASM 手続の作成

通常,MASM 手続を作成するときには,次の手順を実行します。

  1. 互換性のあるセグメントを定義し,手続を宣言することで手続の設定を行います。

  2. 手続を入力し,適切なスタック・フレームを設定します。

  3. 後に変更する予定があるレジスタ値は,レジスタをスタックにプッシュすることで保存します。

  4. スタックに局所データのための空間を予約します (省略可能)。

  5. 手続本体で引数を参照します。

  6. スタック空間を返すことで,局所データの割り当てをすべて解除します。

  7. スタックから保存しておいたレジスタをポップすることで,レジスタ値を復元します。

  8. 手続を関数として呼び出した場合,値を返します (省略可能)。

  9. 呼び出し側のスタック・フレームを復元することで,呼び出し側ルーチンのための設定を行います。

  10. 手続を終了し,呼び出し側プログラムに返ります。