マルチスレッド・プログラムのモジュール

Visual Fortran には DFMT.MOD という名前のモジュールが付属しています。このモジュールは,下位の Win32 API ルーチンへのインタフェース文と,これらのルーチンが使用するパラメタと構造体の定義を含んでいます。マルチスレッド API を使用するすべての Fortran プログラム単位 (プログラム,サブルーチン,関数,またはモジュール) の宣言部に,USE DFMT 文を追加する必要があります。

DFMT モジュールのソース・コード (ファイル名は DFMT.F90) は,型定義と外部関数宣言を含んでいます。これは,マルチスレッド手続の引数の呼び出し構文,数,および型に関する引用として利用することができます。

DFWIN.F90 モジュールにはマルチスレッド化した作業をサポートするその他の Windows API (ウィンドウ管理関数など) が含まれています。これは,プログラム中で USE DFWIN 文を使うことで利用できるようになります。Fortran Windows アプリケーションの作成については,「Windows アプリケーションの作成」を参照してください。