論理データ表現

論理データ長は 1,2,4,または 8 バイトです。

LOGICAL データ宣言に使用される基本データの大きさは,/integer_size:16 オプションか,/integer_size:64 オプションが指定されていない限り LOGICAL(4) (LOGICAL(KIND=4) と同じ) となります。

ia64 システムでは,性能を向上させるために,LOGICAL(2)LOGICAL(1) ではなく,LOGICAL(4) (または LOGICAL(8)) を使用するようにしてください。

LOGICAL(1) の値は 1 つのバイトに格納されます。LOGICAL(1) データは,論理値 .TRUE..FALSE. に加えて,-128 ~ 127 の範囲の値を持つことができます。また,論理変数は整数データとして解釈することもできます。

LOGICAL(1) に加えて,論理値は任意のバイト境界から始まる 2 つ (LOGICAL(2)),4 つ (LOGICAL(4)),または 8 つ (LOGICAL(8)) の連続したバイトにも格納することができます。

/fpscomp:nologicals オプションが設定されていると (基本設定),下位ビットでその論理値が真と偽のどちらなのかを決定します。Microsoft Fortran PowerStation の論理値では,0 (ゼロ) が偽で,ゼロ以外の値が真になるように /fpscomp:logicals を指定します。

次図に,LOGICAL データ型のデータ表現 (/fpscomp:nologicals オプションが設定されている場合) を示します。

LOGICAL(1)LOGICAL(2)LOGICAL(4),および LOGICAL(8)のデータ表現