Visual Fortran RTL は,可能な限り適切なメッセージを生成したり,エラーから復旧するために必要な処置を実行するなどの何らかのエラー処理を実行します。次の方法を使って,基本処置を明示的に補足したり,置換したりすることができます。
プログラム内のエラー処理コードに制御を移すには,I/O 文中で END,EOR,および ERR 飛び先指定子を使用します。「END,EOR,および ERR 飛び先指定子の使用」を参照してください。
Visual Fortran RTL エラー・コード値に基づいて,Fortran 特有の I/O エラーを識別するには,I/O 文中で I/O 状態指定子 (IOSTAT) を使用します (または ERRSNS サブルーチンを呼び出します)。「IOSTAT 指定子と Fortran 終了コードの使用」を参照してください。
これらのエラー処理方法は同時に使用することができます。プログラマは,同じプログラム内で任意の方法またはすべての方法を使って,Visual Fortran の実行時エラー・コードを取得することができます。