浮動小数点書式

IEEE 標準 754 は,浮動小数点表現の値と要件を定めています (たとえば基底 2 など)。この標準は,基本と拡張の 2 書式の要件を定め,それぞれの書式について単精度と倍精度の 2 つのワード長を定めています。

Visual Fortran は単精度書式 (REAL(4)) と倍精度書式 (REAL(8)) の浮動小数点数をサポートしています。Visual Fortran は,基本設定では,実行時の中間計算に倍精度を使用するようにプロセス・コントロール・ワードを設定します。いくつかの最適化レベルでは,一部の単精度値は,メモリー上に格納されて単精度に切り捨てられるのではなく,(基本設定では倍精度の) 浮動小数点スタックに格納されます。コンパイラ・オプション /fltconsistency は,浮動小数点の一貫性を制御し,結果を浮動小数点スタックではなくメモリー上に格納するように要求することができます。