数値変換の制限

Visual Fortran 浮動小数点変換解法は，すべての浮動小数点変換要求に対応できるものではありません。

たとえば，記録構造体変数中のデータ (STRUCTURE 文で指定) は変換されません。後にプログラムが個々の欄として調べる場合，プログラムを変更しない限り，これらのデータはディスク上に格納されていた 2 進書式のままになっています。EQUIVALENCE 文では，I/O 文で指定された変数のデータ型が使用されます。

プログラムが，複数の書式を持つ浮動小数点欄を含んでいる I/O 記録を，それぞれの変数ではなく，1 つの変数 (配列など) に読み取る場合，これらの欄は変換されません。後にプログラムが個々の欄として調べる場合，プログラムを変更しない限り，これらのデータはディスク上に格納されていた 2 進書式のままになっています。

次のファイル構造体形式の変換はサポートされていません。

• 2 進データ (FORM='BINARY')

• 書式付きデータ (FORM='FORMATTED')

• Microsoft Fortran PowerStation で，または /fpscomp:ioformat コンパイラ・オプションを有効にして Visual Fortran で書き出された書式なしデータ (FORM='UNFORMATTED')