CXML を使用するには,プログラムから CXML ルーチンとそれらのインタフェースを利用可能にしなければなりません。Fortran 95/90 プログラムから CXML ライブラリー・ルーチンを呼び出す場合,プログラムの第 1 行 (プログラム単位を定義する文の次) で CXML_INCLUDE.F90 を INCLUDE 文で読み込みます。以下のようにします。
INCLUDE 'CXML_INCLUDE.F90'
INCLUDE 文の例は,以下のサンプル・プログラムを参照してください。
CXML サンプル・プログラム
自由書式を使った Fortranプログラム例を以下に示します。この例は,SAXPY 関数を CXML ライブラリーの BLAS グループから呼び出しています。SAXPY 関数は,a*x+y を計算します。
PROGRAM example ! ! この自由形式例は,Visual Fortran から CXML ルーチンの ! 呼び出し方法を説明しています。 ! ! インクルード・ファイル CXML_INCLUDE.F90 には,CXML ライブラリー・ルーチン用の ! インタフェース文が含まれており,リンカーが CXML ライブラリーを検索するようにします。 ! プログラム単位を宣言する文の次にこれを置かなければなりません。 ! INCLUDE 'CXML_INCLUDE.F90' REAL(KIND=4) :: a(10) REAL(KIND=4) :: b(10) REAL(KIND=4) :: alpha INTEGER(KIND=4) :: n INTEGER(KIND=4) :: incx INTEGER(KIND=4) :: incy n = 5 ; incx = 1 ; incy = 1 ; alpha = 3.0 DO i = 1,n a(i) = FLOAT(i) b(i) = FLOAT(2*i) ENDDO PRINT 98, (a(i),i=1,n) PRINT 98, (b(i),i=1,n) 98 FORMAT(' Input = ',10F7.3) CALL saxpy( n, alpha, a, incx, b, incy ) PRINT 99, (b(i),I=1,n) 99 FORMAT(/,' Result = ',10F7.3) STOP END PROGRAM example