コマンド・コンソール上でセッションを開始すると,コマンド・インタープリタを含んだウィンドウが開きます。使用可能なリソースと,ウィンドウの大きさと動作は,初期状態ではオペレーティング・システムによって設定されていますが,ユーザーは次のものを含むウィンドウのプロパティを変更することができます。
コマンド・コンソールが画面全体を覆うのか,ウィンドウの中に表示されるのか
コマンド・コンソールにテキストを表示するために使用されるタイプフェイスとタイプサイズ
ウィンドウ内に表示される場合には,コマンド・コンソール・テキスト・バッファの大きさとコマンド・コンソール・ウィンドウの位置
コマンド・コンソールにテキストを表示するときに使用される色
スクロールして見えなくなったコマンドを格納するためのコマンド履歴バッファの大きさ
コマンド・コンソール内で実行されるプログラムが使用できる個々の形式のメモリー量
コンソール・セッションが開始したときに実行される特殊な構成ファイル
これらの調整を行うために使用するコントロールは,どのバージョンの Windows を使用しているかによって異なります。オペレーティング・システムは,コマンド・コンソールでのそれ以降のすべてのセッションに適用される構成設定を指定する手段を用意しています。
Windows NT 4, Windows XP および Windows 2000 では「コントロールパネル」を使用します。
Windows 95,Windows 98,および Windows Me では,「プロパティ」ダイアログボックスを使って,コマンド・コンソールのすべての初期条件と動作条件を設定することができます。コマンド・ウィンドウを開いた状態で,以下を行います。
ウィンドウの上で右マウス・ボタンをクリックします。ドロップダウンリストが表示されます。
「プロパティ」をクリックします。
「プロパティ」ダイアログで,コンソール表示を好みに合わせて設定してください。