RCを起動するには,次のコマンド行構文を使用します。
RC [options] script-file
script-file には,コンパイルするリソースの名前,形式,ファイル名,および記述を含んでいるリソース定義スクリプトの名前を指定します。
options には,次表に示したオプションを 1 つ以上指定します。
オプション | 説明 |
/? | RC のコマンド行オプションの一覧を表示します。 |
/d | #ifdef 命令でテストできるプリプロセッサー用のシンボルを定義します。 |
/fo resname | .RES ファイルの名前として resname を使用します。 |
/h | RC のコマンド行オプションの一覧を表示します。 |
/i directory | RC に INCLUDE 環境変数で指定されたディレクトリを検索する前に,指定されたディレクトリを検索させます。 |
/lcodepage | コンパイルに使用する基本言語を指定します。たとえば,-l409 は,リソース・スクリプト・ファイルの先頭に次の文を挿入するのと同じです。
LANGUAGE LANG_ENGLISH,SUBLANG_ENGLISH_US 別の方法として,.RC ファイルで #pragma code_page(409) を使うこともできます。 |
/n | 文字列テーブル中の全文字列の終わりにヌルを付けます。 |
/r | 無視されます。既存のメイクファイルとの互換性のために用意されているオプションです。 |
/u | シンボルの定義を解除します。 |
/v | コンパイラの進捗状況を報告するメッセージが表示されるようにします。 |
/x | RC がヘッダ・ファイルやリソース・ファイルを検索するときに,INCLUDE 環境変数を確認しないようにします。 |
オプションでは大文字小文字は区別されず,斜線 (/) の代わりにダッシュ (-) を使用することができます。1 文字のオプションは,引数を必要としない場合には結合することができます。たとえば,次に示すコマンドは等価です。
RC /V /X SAMPLE.RC rc -vx sample.rc
これらのオプションとリソース・コンパイラについての詳細は,オンライン・ヘルプの「Platform SDK」の「Windows Programming Guidelines」や「Platform SDK Tools」にある「Using the Resource Compiler」などの節を参照してください。