ビジュアル開発環境でオプションを選択することで,プログラムまたはライブラリーの実行特性を指定することができます。たとえば,オペレーティング・システムがプログラムをロードするときのベース・アドレスを指定することができます。コマンド行からこの種の制御を行うには,Microsoft Binary File Editor (EDITBIN) を使用します。
この節では,Microsoft COFF Binary File Editor (EDITBIN.EXE) について説明します。EDITBIN は 32 ビット Common Object File Format (COFF) 2 進ファイルを変更します。EDITBIN では,オブジェクト・ファイル,実行形式ファイル,およびダイナミック・リンク・ライブラリー (DLL) を変更することができます。
EDITBIN は,ファイルに他の変更を加える前に,Object Module Format (OMF) の入力ファイルの書式を COFF に変更します。EDITBIN を何もオプションを付けずに実行すれば,ファイルの書式を COFF に変更することができます。
この節には次のトピックがあります。