EDITBIN オプション /REBASE

/REBASE[:modifiers] オプションは,指定されたファイルのベース・アドレスを設定します。EDITBIN は,個々のファイルの大きさを最も近い 64K の倍数に切り上げて,新しいベース・アドレスを連続したアドレス空間に割り当てます。

EDITBIN コマンド行の files 引数には,配置したい順番にプログラムの実行形式ファイルと DLL を指定します。オプションとして,次に示す修飾子を,コンマ (,) で区切って 1 つ以上指定することができます。

修飾子 動作
BASE=address ファイルのベース・アドレスを再割り当てするときの開始アドレスを指定します。address は 10 進または C 言語表記で指定します。BASE が指定されていないと,基本開始ベース・アドレスは 0x400000 になります。DOWN を使用した場合,BASE は必ず指定しなければならず,address はベース・アドレスの範囲の終わりを設定します。
BASEFILE COFFBASE.TXT という名前のファイルを作成します。これは,LINK/BASE オプションが受け付ける書式のテキスト・ファイルです。
DOWN EDITBIN に対し,ベース・アドレスを終了アドレスから下向きに再割り当てするように指示します。ファイルは,指定された順序で,最初のファイルがアドレス範囲の終わりのすぐ下の最も高いアドレスに置かれるように逆向きに再割り当てされます。DOWN を使用する場合,ファイルを配置するための十分なアドレス空間が確保されるように,BASE も同時に使用する必要があります。指定されたファイルに必要なアドレス空間を調べるには,それらのファイルに対して /REBASE オプションを付けて EDITBIN を実行し,表示された大きさ合計に 64K を追加します。