フォーマット・エディタは,書式コードと,結果として得られるデータ構成を,ダイアログボックスのように動作するウィンドウ内に表示します。ソース・コードまたはデータ構成のどちらかを編集すると,フォーマット・エディタはそれに合わせてもう一方の内容を変更します。
フォーマット・エディタを開く方法
FORMAT 文または I/O 編集記述子を含んでいる Fortran ソース・ファイルをロードします。
カーソルを FORMAT 文の最初の行か,編集記述子を含んでいる行の上に置きます。
「Edit」メニューから「Format Editor」を選択します。「Format Editor」ダイアログボックスが開きます。
「Format Editor」ダイアログボックスは,次のテキスト・ボックスとボタンで構成されています。
左上のテキスト・ボックスの編集記述子
左下のテキスト・ボックスのサンプル・データの表示
下部の「New Field」,「Remove Field」,「Change Value」,「OK」,「Cancel」,および「Help」ボタン
編集記述子を含んでいる行でフォーマット・エディタを開くと,エディタはカーソル位置の前にある,最初の開き引用符を解析しようと試みます。FORMAT 文を含んでいる行でエディタを開くと,エディタは文中の編集記述子を解析しようと試みます。解析に成功すると,エディタは左上のテキスト・ボックスに編集記述子を,その下のテキスト・ボックスにサンプル・データを表示します。記述子文字列または FORMAT 文を解析できなかった場合には,解析エラー・メッセージが表示されます。
Microsoft ビジュアル開発環境で,既存の書式付き I/O 文または FORMAT 文に新しい I/O 編集記述子を挿入する方法
カーソルを既存の記述子または FORMAT 文中に置きます。
「Edit」メニューから「Format Editor」を選択します。
「Format Editor」ダイアログボックスで「New Field」を選択します。
記述子タイプ (Character,Integer など) を選択し,記述子を現在の記述子の前と後のどちらに挿入するのかを選択します。
選択した記述子の基本値が使用されます (I5 など)。記述子の値を変更するには,その値を選択し,新しい値を入力します。たとえば,I5 の 5 を選択して 8 を入力すると,I8 の書式にすることができます。
新しい書式文を挿入する方法
カーソルを空行の上に置きます。
「Edit」メニューから「Format Editor」を選択します。
フォーマット・エディタは,ファイルのカーソル位置に label FORMAT という語句を挿入します。フォーマット・エディタでは新しい編集記述子を定義することができます。
Microsoft ビジュアル開発環境のフォーマット・エディタの機能の詳細を知るには,「Edit」メニューから「Format Editor」を選択し,「Format Editor」ダイアログボックスの「Help」をクリックしてください。