プロファイラのバッチ・ファイル

リンカーと同様に,3 つのプロファイラ・プログラムはいずれも応答ファイルを受け付けます。次のコマンド行を考えます。

	PREP /OM /FT /EXC nafxcwd.lib %1

これは次の行に置き換えることができます。

	PREP @opts.rsp %1

OPTS.RSP ファイルは,次のテキストを含んでいます。

	/OM /FT /EXC nafxcwd.lib # this is a comment

応答ファイル中の # の文字は,行の終わりまで続く注釈を定義します。

次表に,プロファイラに付属する標準のバッチ・ファイルを示します。

ファイル名 説明
FTIME.BAT 関数のタイミング
FCOUNT.BAT 関数のカウント
FCOVER.BAT 関数の適用範囲
LCOUNT.BAT 行カウント
LCOVER.BAT 行適用範囲

これらのバッチ・ファイルは,PREP の最初の呼び出し用の最小限のパラメタしか含んでいません。これらをプロトタイプとして使い,選択パラメタを含んだ独自のバッチ・ファイルを作成してください。多数の関数,サブルーチン,およびモジュールを含んでいる複雑な Fortran 90 アプリケーションに対して,LCOVER バッチ・ファイルを変更しないまま実行すると,出力レポートは数千行の長さになる可能性があります。