インテル® DAAL 2018 デベロッパー・ガイド

バッチ処理

層の入力

バックワード 2 次元転置畳み込み層の入力は次のとおりです。入力 ID をパラメーターとして、アルゴリズムの入力を提供するメソッドに渡します。詳細は、「アルゴリズム」を参照してください。

入力 ID

入力

inputGradient

前の層で計算された入力勾配を格納するサイズ n1 × nKernels × n3 × n4 のテンソル G のポインター。この入力は、Tensor の派生クラスのオブジェクトです。

inputFromForward

バックワード 2 次元転置畳み込み層に必要な入力データのコレクション。Tensor の派生クラスのオブジェクトをコレクションに含めることができます。

要素 ID

要素

auxData

フォワード 2 次元転置畳み込み層の入力データを格納するサイズ n1 × l2 × l3 × l4 のテンソル X のポインター。この入力は、Tensor の派生クラスのオブジェクトです。

auxWeights

カーネルの重みのセットを格納するサイズ l2 × nKernels/nGroups × m3 × m4 のテンソル K のポインター。この入力は、Tensor の派生クラスのオブジェクトです。

層のパラメーター

ニューラル・ネットワーク層の共通パラメーターは、「共通パラメーター」を参照してください。

共通パラメーターに加えて、バックワード 2 次元転置畳み込み層には次のパラメーターがあります。

パラメーター

デフォルト値

説明

algorithmFPType

float

アルゴリズムが中間計算に使用する浮動小数点の型。float または double を指定できます。

method

defaultDense

パフォーマンス指向の計算メソッド。層でサポートされている唯一のメソッドです。

kernelSizes

KernelSizes(2, 2)

2 次元のカーネル・サブテンソルのサイズ mi, i ∈ {3, 4} を表すデータ構造。

indices

Indices(2,3)

転置畳み込みカーネルを適用する次元を表すデータ構造。

strides

Strides(2, 2)

カーネルが入力に適用する区間 si, i ∈ {3, 4} を表すデータ構造。

paddings

Paddings(0, 0)

バックワード 2 次元転置畳み込みを実行する 2 次元のサブテンソルの各サイドに暗黙的に追加するデータ要素 pi, i ∈ {3, 4} の数を表すデータ構造。

nKernels

適用不可

層入力データに適用するカーネルの数。

groupDimension

1

グループを適用する次元。

nGroups

1

次元 groupDimension で入力データが分割されるグループの数。

propagateGradient

false

フォワード層が勾配を伝播するかどうかを指定するフラグ。

層の出力

バックワード 2 次元転置畳み込み層は次の結果を計算します。結果 ID をパラメーターとして、アルゴリズムの結果にアクセスするメソッドに渡します。詳細は、「アルゴリズム」を参照してください。

結果 ID

結果

gradient

計算された勾配を格納するサイズ n1 × l2 × l3 × l4 のテンソル Z のポインター。この結果は、Tensor の派生クラスのオブジェクトです。

weightDerivatives

導関数 ∂Ε / ∂krcuv を格納するサイズ l2 × nKernels/nGroups × m3 × m4 のテンソルのポインター。ここで、r = {0, ..., l2}, c = {0, ..., nKernels/nGroups}, u = {0, ..., m3 - 1}, and v = {0, ..., m4 - 1}。この結果は、Tensor の派生クラスのオブジェクトです。

biasDerivatives

導関数 ∂Ε / ∂br を格納するサイズ nKernels のテンソルのポインター。ここで、r = {0, ..., nKernels - 1}。この結果は、Tensor の派生クラスのオブジェクトです。

関連情報