インテル® DAAL 2018 デベロッパー・ガイド

一般的なインターフェイス

数値テーブルは、メモリーの割り当てと割り当て解除のようなデータ管理、各メモリーアクセスのメソッド、辞書管理、テーブルサイズ管理のインターフェイスを提供します。

数値テーブルのライフサイクルは、次の主要ステップから構成されています。

  1. 初期化
  2. 操作
  3. リソースの解放

次の図は、各ステップの数値テーブルの状態の間のフローおよび遷移を示しています。これらのステップの説明は、CSR のような、ライブラリーでサポートされる異なる種類の数値テーブルに適用されます。メソッド名およびそれぞれの引数は異なります。


数値テーブルのライフサイクル

初期化

データ辞書は、そのライフサイクル全体で数値テーブルに関連付けられます。辞書が初期化中にユーザーにより明示的に提供されない場合、数値テーブルのコンストラクターに提供されたパラメーターを使用して自動的に構築されます。

例えば、属性の数 (テーブルの列の数と同じ) を変更したことにより、数値テーブル辞書を変更する必要がある場合、そのデータを扱う数値テーブルの別のインスタンスを作成します。既存の初期化された数値テーブルについて各メソッドで辞書を変更しても、数値テーブルの内部データ構造は再割り当てされません。また、アプリケーションで予測できない結果が生じることがあります。

インテル® DAAL は、さまざまなテーブル初期化シナリオをカバーする、数値テーブル用のコンストラクターを提供します。コンストラクターには、テーブルの行と列の数または辞書が必要です。構築時に辞書がないか数値テーブルのサイズが不明な場合、デフォルトの値およびサイズでコンストラクターを使用できます。次のシナリオを利用できます。

数値テーブルの構築後にメモリーを割り当てまたは再割り当てするには、サービスメソッドを使用します。

操作

数値テーブルを初期化または再初期化した後、次のメソッドを使用して数値テーブルのデータにアクセスできます。

リソースの解放

データリソースでの作業を完了した後、数値テーブルのデストラクターでメモリーの割り当ては暗黙的に解除されます。

サンプル

C++:

Java*:

Python*: