インテル® DAAL 2018 デベロッパー・ガイド

データのシリアル化と逆シリアル化

インテル® DAAL は、デバイス間のデータ交換およびデバイス故障時のデータ復旧メカニズム実装の重要な手法である、データ・オブジェクトのシリアル化と逆シリアル化用のインターフェイスを提供します。

InputDataArchive クラスは、シリアル化されたオブジェクトのアーカイブを作成するインターフェイスを提供します。OutputDataArchive クラスは、アーカイブからオブジェクトを逆シリアル化するインターフェイスを提供します。ネットワークのトラフィック、メモリー、永続ストレージのフットプリントを減らすには、シリアル化中にデータ・オブジェクトを圧縮して、逆シリアル化中に展開します。このために、InputDataArchive および OutputDataArchive コンストラクターの引数として、Compressor および Decompressor オブジェクトを提供します。圧縮および展開の詳細は、「データ圧縮」を参照してください。

アーカイブの一般的な構造は次のようになります。
データアーカイブの構造

ヘッダーとフッターには、アーカイブされたオブジェクトを再構築するために必要な情報が含まれます。

数値テーブル、データ辞書、モデルのようなシリアル化可能なオブジェクトにはすべて、シリアル化および逆シリアル化メソッドがあります。これらのメソッドは、入力アーカイブおよび出力アーカイブをパラメーターで指定します。

サンプル

C++: serialization.cpp

Java*: SerializationExample.java

Python*: serialization.py