インテル® DAAL 2018 デベロッパー・ガイド
ピラミッドの高さが L ∈ N のフォワード 2 次元空間ピラミッドプーリング層は、入力テンソル X の非線形ダウンサンプリング形式です。詳細は、「フォワード 2 次元空間ピラミッドプーリング層」を参照してください。
バックワード 2 次元空間ピラミッドプーリング層は、入力勾配 G ∈ Rn1 x n' を計算します。ここで、n' は、フォワード層で説明されているように、前の層で計算されます。フォワード計算ステップのサブテンソルからプーリングされた値に対応する要素のみ、次の層へ伝播されます。
ライブラリーは、複数の空間ピラミッドプーリング層を提供します。
空間ピラミッド最大プーリング
空間ピラミッド平均プーリング
空間ピラミッド確率的プーリング
次の説明は、上記の各層に適用されます。
G ∈ Rn1 x n' を入力勾配を含む 2 次元のテンソル、k1 および k2 をプーリングカーネルを適用する次元とします。バックワード 2 次元空間ピラミッドプーリング層は、それぞれの入力勾配からすべてのプーリングレベルにの勾配を計算し、プーリング勾配を累計して層の出力勾配 Z= (zi1...ip) ∈ Rn1 x n2 x ... x np を得ます。
次の図は、ピラミッドの高さが L = 2 のバックワード空間ピラミッド最大プーリング層の動作を示しています。