インテル® DAAL 2018 デベロッパー・ガイド

反復ソルバー

反復ソルバーは、関数和として表すことができる目的関数を最小化する反復法を提供します。

反復ソルバーのアルゴリズム・フレームワーク

St を目的関数の引数を更新する反復ソルバーの組込みパラメーターのセットにします。このセットはアルゴリズム固有で空にできます。ソルバーは、S0 の選択を決定します。

計算を行うには、t を 1 から nIterations まで反復します。

  1. 置換なしのインデックスのセットを選択します。



    ここで、b はバッチサイズです。

  2. 勾配を計算します。



    ここで、


  3. 次の場合に停止します。



  4. 次の計算を行います。



    T は関数引数を更新するアルゴリズム固有の変換です。

  5. St: St= U(St-1) を更新します。U は組込みパラメーターのセットのアルゴリズム固有の更新です。

ソルバーの結果は、ループ終了後の引数 およびパラメーターのセット S. です。

計算を再度行って最小の目的関数をより正確に推定することができます。計算を再度行うには、最適化ソルバーの以前の実行の結果 および S. をアルゴリズムに渡します。デフォルトでは、ソルバーは組込みパラメーターのセットを返しません。セットを返すには、アルゴリズムの optionalResultRequired フラグを設定してください。