=============================================================================== インテル(R) スレッドチェッカー 3.1 Linux* 版 インストール・ノート =============================================================================== 目次 -------- 1. 概要 2. 動作環境 3. インテル(R) スレッドチェッカー Linux 版の入手 4. インテル(R) スレッドチェッカー Linux 版のインストール 5. インテル(R) スレッドチェッカー Linux 版のアンインストール 6. テクニカルサポート 7. 関連製品 概要 -------- このドキュメントは、インテル(R) スレッドチェッカー 3.1 Linux 版のインストール 方法および設定方法について説明します。インストールを開始する前に、この ドキュメントの説明を読み、指示に従ってください。Linux リモート・データ・ コレクター (RDC) は互換性のために現在でもコマンドラインから利用可能です。 詳細は、カスタマーサポートにお問い合わせください。 動作環境 ------------ 詳細なハードウェア/ソフトウェア要件は、Release_Notes.txt を参照してください。 インテル(R) スレッドチェッカー Linux 版の入手 ------------------------------------------------- インテル(R) スレッドチェッカー Linux 版の最新バージョンは、インテル(R) レジストレーション・センターからダウンロードできます。詳細は、『リリースノート』 (Release_Notes.txt) の「テクニカルサポート」を参照してください。 インテル(R) スレッドチェッカー Linux 版のインストール --------------------------------------------------------- 警告 -------- フル・ソース・インストルメンテーション機能を有効にするには、インテル(R) C++ コンパイラー Linux 版 8.1 以降、またはインテル(R) Fortran コンパイラー Linux 版 8.1 以降をインストールした後にインテル(R) スレッドチェッカー Linux 版を インストールする必要があります。互換性のあるコンパイラーのバージョンについての 詳細は、『リリースノート』の「動作環境」を参照してください。 1. 書き込み権限があるディレクトリーでパッケージを解凍 (untar) します。 次のように入力します。 # tar -xzf <ダウンロードしたパッケージ・ファイルの名前> 2. root としてログインしている場合、RPM を使用しないでインストールすることも できますが、RPM を使用することを強く推奨します。root としてログインして いない場合でも、root パスワードを指定すれば RPM を使用してインストールする ことができます。root パスワードがわからない場合、RPM を使用してインストール することはできません。root としてログインしておらず、root パスワードを指定 して RPM でインストールする場合、使用するディレクトリーに対して読み取り および実行権限があることを確認してください。さらに、次のコマンドを実行して ください。 # chmod -R a+rx itt_tc_cl 3. 最初のステップでパッケージを展開したディレクトリーにあるインストール・ スクリプトを実行します。次のように入力します。 # cd itt_tc_cl # ./install.sh インテル(R) ソフトウェア・セットアップ・アシスタントが起動して、以下の オプションを表示します。 1. Install 2. Readme 3. Release Notes 4. Installation Guide h. Help x. Exit インストールを開始するには、1 と入力します。製品の情報およびサポート情報を 表示する場合は、対応する番号を入力してください。 1. 以下のライセンスオプションのいずれかを選択します。 1. Provide your serial number [Recommended] 2. Provide the absolute path for an existing license file. x. Exit. インターネットに接続されていてシリアル番号をお持ちの場合は、1 と入力して、 シリアル番号を入力してください。シリアル番号は、製品を購入したときに電子メール で送付されるか、CD-ROM パッケージに貼付されています。シリアル番号に基づいて、 ライセンスファイルが自動的にダウンロードされ、システムにインストールされます。 インターネットに接続されていない場合、またはライセンスファイルをお持ちの場合は、 2 と入力して、ライセンスファイルのパスを入力してください。CD-ROM から インストールしている場合、CD-ROM に含まれているデフォルトのライセンスで、 製品をインストールして使用できますが、アップグレード/更新はできません。 CD-ROM からインストールしていない場合、ライセンスは製品を購入したときに電子 メールで送付されています。ライセンスをシステムにコピーしてから、(2) を選択し、 ライセンスファイルのパスを入力して、[Next (次へ)] をクリックしてください。 インストール・スクリプトが製品を展開して、前提条件を確認します。 Enter キーを押します。ライセンス契約に同意する必要があることを知らせるメッセージ をお読みになった後、Enter キーをもう一度押してください。製品のライセンス契約が 表示されます。内容に同意したら、 と入力して続行します。同意しない場合、 インストールは続行できません。 と入力して使用許諾契約に同意すると、インストールが続行されます。 インストールが完了するまでお待ちください。 - tcheckvars.sh / tcheckvars.csh ファイルが "tcheck/bin" サブディレクトリー 以下にインストールされます。これらのファイルを使用してユーザーシェルで LIBRARY_PATH、LD_LIBRARY_PATH と PATH 環境変数を設定すると、コンパイル およびリンク時に製品のライブラリーとヘッダーを使用することができます。 サイレント・インストール・モード ------------------------------------ root としてログインしている場合、インテル(R) スレッドチェッカー Linux 版には、 サイレント・インストール・モードも用意されています。このモードを使用するには、 ディレクトリー itt_tc_cl/data にある tc_silent_config.ini ファイルを編集する 必要があります。TC_EULA=reject の行を TC_EULA=accept に変更してください。 ファイルの他の行で、以下のパラメーターを定義することもできます。 TC_DESTINATION, INSTALLMODE, INTEL_LICENSE_FILE, CONTINUE_WITH_NONSUPPORT_OS, ALLOW_UPGRADE_TC, ALLOW_DEGRADE_TC tc_silent_config.ini ファイルを編集した後、サイレントモードでインストールする ディレクトリーでスクリプトを実行します。 # install.sh --silent tc_silent_config.ini インテル(R) スレッドチェッカー Linux 版のアンインストール ------------------------------------------------------------- アンインストール手順 ------------------------ 1. インストール・ディレクトリーに移動します。デフォルトのインストール・ ディレクトリーは、"/opt/intel/itt" です。 2. アンインストール・スクリプトを実行します。 Linux 32 ビットの場合 # ./uninstall32.sh Linux 64 ビット (インテル(R) 64 対応プロセッサー環境) の場合 # ./uninstall32e.sh Linux 64 ビット (インテル(R) Itanium(R) プロセッサー環境) の場合 # ./uninstall64.sh テクニカルサポート ---------------------- 製品サポート Web サイト (http://support.intel.com/support/performancetools/threadchecker/ (英語)) では、 FAQ、製品ドキュメント、製品エラッタ、一般的な問題の解決方法にアクセスすることが できます。 テクニカルサポートを受けたり、製品のアップデートを入手するには、インテル(R) レジストレーション・センター (http://www.intel.com/software/products/registrationcenter/) で、インテル(R) プレミアサポート・アカウントに登録してください。 インテル(R) プレミアサポート (https://premier.intel.com/ (英語)) に問題を 送信する場合、[Product Name] ドロップダウン・リストから [Intel(R) Thread Checker] を選択します。 問題を送信する際は、製品のビルド番号を提供してください。ビルド番号は、 tcSupport.txt ファイルに記載されています。このファイルは、インテル(R) スレッドチェッカー Linux 版をインストールしたディレクトリーにあります。 デフォルトのインストール・ディレクトリーは、"/opt/intel/itt" です。 テクニカルサポートでは、インテル(R) プレミアサポート・アカウントを使用して、 問題やその他ご意見が送信されてから、通常、1 営業日以内に回答をお送りしています。 プレミアサポートのログイン ID またはパスワードをまだ受け取っていない場合や 紛失した場合、あるいはアカウントにアクセスできない場合は、 https://registrationcenter.intel.com/support/ からお問い合わせください。 関連製品とサービス ---------------------- インテル(R) ソフトウェア開発製品に関する情報は、 http://www.intel.co.jp/jp/software/products/ を参照してください。 関連製品には次のものが含まれます。 - インテル(R) スレッド・プロファイラーは、Win32*、POSIX*、OpenMP*、カスタムな 同期化を使用する 並列プログラムのパフォーマンスをチューニングします。 ( http://www.intel.co.jp/jp/software/products/ ) - インテル(R) VTune(TM) パフォーマンス・アナライザーは、アプリケーションが どのように CPU を利用するかを評価し、アプリケーションのパフォーマンスの向上 に必要な修正部分を特定するのに役立ちます。 ( http://www.intel.co.jp/jp/software/products/ ) - インテル(R) コンパイラーは、最新のインテル(R) Pentium(R) プロセッサーおよび インテル(R) Itanium(R) プロセッサーをサポートしており、ソフトウェアの実行を 高速化する上で重要な役割を果たします。 ( http://www.intel.co.jp/jp/software/products/ ) - インテル(R) クラスターツールは、インテル(R) プロセッサー・ベースのシステム で構築したクラスター上で、開発者が高性能アプリケーションの開発、分析、最適化 を行えるようにします。 ( http://www.intel.co.jp/jp/software/products/ ) - インテル(R) パフォーマンス・ライブラリー・スイートは、各種インテル(R) プロセッサー用に最適化されたルーチンのセットを提供します。 ( http://www.intel.co.jp/jp/software/products/ ) - インテル(R) ソフトウェア・カレッジでは、開発者向けに最先端のソフトウェア開発 テクノロジーのトレーニングを提供しています。 トレーニングには、オンライン および講師によるコースがあり、インテルのすべてのアーキテクチャー、プラット フォーム、ツール、およびテクノロジーをカバーしています。 ( http://www.intel.co.jp/jp/software/products/ ) 著作権と商標について ------------------------ 本資料で提供される情報は、予告なく変更されることがあります。インテルは本資料の 内容およびこれに関連して提供されるソフトウェアにエラー、誤り、不正確な点が含まれ ていたとしても一切責任を負いません。本資料およびこれに記載されているソフトウェア はライセンス契約に基づいて提供されるものであり、その使用および複製はライセンス 契約で定められた条件下でのみ許可されます。本資料は、明示されているか否かにかかわ らず、また禁反言によるとよらずにかかわらず、いかなる知的財産権のライセンスを許諾 するためのものではありません。本資料に掲載されている情報は、インテル製品の概要 説明を目的としたものであり、インテルによる確約と解釈されるべきものではありません。 製品に付属の売買契約書『Intel's Terms and Conditions of Sale』に規定されている 場合を除き、インテルはいかなる責を負うものではなく、またインテル製品の販売や 使用に関する明示または黙示の保証(特定目的への適合性、商品性に関する保証、第三者 の特許権、著作権、その他、知的所有権を侵害していないことへの保証を含む)にも一切 応じないものとします。インテル製品は、医療、救命、延命措置、重要な制御または安全 システム、核施設などの目的に使用することを前提としたものではありません。 機能または命令の一覧で「留保」または「未定義」と記されているものがありますが、 その「機能が存在しない」あるいは「性質が留保付である」という状態を設計の前提に しないでください。これらの項目は、インテルが将来のために留保しているものです。 インテルが将来これらの項目を定義したことにより、衝突が生じたり互換性が失われたり しても、インテルは一切責任を負いません。 本資料で説明されているソフトウェアには、不具合が含まれている可能性があり、公表 されている仕様とは異なる動作をする場合があります。現在までに判明している不具合の 情報については、インテルのサポートサイトをご覧ください。 Intel、インテル、Intel ロゴ、Itanium、Pentium、VTune は、アメリカ合衆国および その他の国における Intel Corporation の商標です。 * その他の社名、製品名などは、一般に各社の表示、商標または登録商標です。 (C) 2007 Intel Corporation.