インテル® IPP 2019 デベロッパー・ガイド

ソースコードからインテル® IPP TL ライブラリーをビルドする

TL ライブラリーのソースコードと tl_resize サンプルは、<ipp directory>/components/ にある components_and_examples_<target>/components/interfaces/tl ディレクトリーにあります。TL を使用するアプリケーションをビルドする前に、IPPROOT 環境変数が正しく設定され、インテル® IPP ライブラリーの場所を指していることを確認します。詳細は、「環境変数の設定」を参照してください。

インテル® IPP TL ライブラリーと tl_resize サンプルをビルドするには、次の操作を行います。

Windows*

必要条件:tl_resize サンプルは、OpenGL* レンダリングを使用して結果を表示します。それには、システムに Windows* SDK がインストールされていなければなりません。通常、Windows* SDK は、Microsoft* Visual Studio* ディストリビューションとともに提供されます。https://www.microsoft.com から、使用している Windows* バージョン用の Windows* SDK をダウンロードすることもできます。tl_resize のレンダリング部分を無効にするには、プリプロセッサー定義から ENABLE_RENDERING マクロを削除します。

  1. Microsoft* Visual Studio* 2012 以上で tl.sln ファイルを開きます。
  2. [ビルド] メニューを使用してソリューションをビルドします。サンプルが、同じソリューションの新しくビルドした TL ライブラリーとリンクされます。

Linux*

必要条件:tl_resize サンプルは、OpenGL* レンダリングを使用して結果を表示します。次のパッケージがインストールされていなければなりません。

gcc4 以上で次のコマンドを実行します。

macOS*

/components/interfaces/tl ディレクトリーの Apple* Xcode* ワークスペースで TL ライブラリーと tl_resize サンプルをビルドできます。makefiles を使用することもできます。

TL ライブラリーは、OpenMP* ライブラリーをベースにしています。macOS* の Clang コンパイラーは、OpenMP* をサポートしないため、カスタム・コンパイラーを使用する必要があります。 次のいずれかを行うことができます。

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