インテル® IPP Cryptography 2019 デベロッパー・ガイド

サポート関数

ライブラリーとその動作状況に関する情報を簡単に使用できるようにする汎用関数がいくつかあります。

GetCpuFeatures/ SetCpuFeatures/GetEnabledCpuFeatures

デバッグやパフォーマンス解析のように、同じマシンでプロセッサー固有のコード間の違いに関するデータを取得する場合は、ippcpSetCpuFeatures 関数を使用します。この関数は、指定した CPU 機能のセットに応じたプロセッサー固有のコードを使用するように設定します。CPU でサポートされる機能は、ippcpGetCpuFeatures を使用して取得できます。また、現在ディスパッチされているインテル® IPP コードでサポートされる機能は、ippcpGetEnabledCpuFeatures を使用して取得できます。システムを照会せずに (CPUID 命令呼び出しを使用せずに) 一部の CPU 機能のサポートを有効にする場合は、ippcpSetCpuFeaturesippCPUID_NOCHECK ビットをセットする必要があります。このビットをセットしない場合、現在の CPU でサポートされている機能のみ利用できます。

ippcpGetCpuFeatures 関数、ippcpGetEnabledCpuFeatures 関数、および ippcpSetCpuFeatures 関数は、ippCP ライブラリーの一部です。

GetStatusString

ippcpGetStatusString 関数は、インテル® IPP Cryptography 関数のリターンステータス (数値) を読みやすいテキスト形式にデコードします。

Ipp64u mask;
status = ippcpGetCpuFeatures(&mask);
if( status != ippStsNoErr ) {
        printf("ippcpGetCpuFeatures() Error:\n");
        printf("%s\n", ippcpGetStatusString(status) );
        return -1;
}

ippcpGetStatusString 関数は、ippCP ライブラリーの一部です。

GetLibVersion

GetLibVersion 関数は、ディスパッチャーからの使用中のライブラリー・レイヤーに関する情報を返します。次のコードは、ippcpGetLibVersion を使用する方法を示します。

インテル® IPP Cryptography 関数の詳細については、インテル® ソフトウェア・ドキュメント・ライブラリーにある『Developer Reference for Intel® Integrated Performance Primitives Cryptography』を参照してください。

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