インテル(R) インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ (インテル(R) IPP) 5.1 Windows* 版 (インテル(R) エクステンデッド・メモリー 64 テクノロジー (インテル(R) EM64T) ベース・プラットフォーム用)
インストール・ガイド

目次

概要

本書は、インテル(R) インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ (インテル(R) IPP) Windows* 版 (インテル(R) エクステンデッド・メモリー 64 テクノロジー (インテル(R) EM64T) ベース・プラットフォーム用) のインストール方法および設定方法を説明します。インストールは複数のステップからなります。インストールを開始する前に、本書を最後までお読みください。新機能および変更された機能を含む、製品の内容についての情報は、リリースノートを参照してください。

インテル IPP Windows 版 (インテル EM64T ベース・プラットフォーム用) の以前のバージョンをインストールしている場合、このバージョンをインストールする前にアンインストールする必要はありません。以前のバージョンをアンインストールする場合、このバージョンをインストールする前またはインストールした後にアンインストールできます。インテル IPP Windows 版 (インテル EM64T ベース・プラットフォーム用) をインストールしている場合、このバージョンをインストールする前にアンインストールする必要があります。

動作環境

インテル EM64T 対応システム用アプリケーションを開発するための最小ハードウェア要件

インテル EM64T システムで実行するアプリケーションのビルドに関する重要なお知らせ

Microsoft* によって行われた、Windows の呼び出し規則における互換性の変更により、インテル C++ コンパイラー 8.1.015 より前のバージョンと Build 1289 より前の Microsoft Platform SDK を使用して、インテル EM64T システム用にコンパイルされたコードは、コンパイラー 9.0 および Build 1289 以降の Platform SDK を使用して再コンパイルする必要があります。この再コンパイル作業を行わないと、Windows XP Professional x64 Edition および Windows Server* 2003 x64 Edition を含む、Microsoft Windows の新しいバージョンで実行したときに予期できないエラーが発生する可能性があります。

インテル EM64T 対応システム用アプリケーションを開発するためのソフトウェア要件

サポートしている OS (インテル IPP は、次の OS で動作確認されています)

サポートしている C コンパイラー (インテル IPP は、次のコンパイラーで動作確認されています)

推奨するドキュメント・ビューアー

インテル IPP の入手

インテル IPP をインストールする前に、インテル(R) プレミアサポートの [File Downloads] セクションで、新しいバージョンまたはアップデートがないか確認してください。CD のバージョンまたはダウンロードしたバージョンは最新でない場合があります。インテル・プレミアサポートからファイルをダウンロードするには、登録が必要です。詳細は、テクニカルサポートを参照してください。

インテル IPP のインストール

インストールの前に

: インストールを正しく行うには、Microsoft Internet Explorer バージョン 6.0 またはそれ以降がインストールされている必要があります。

: インテル IPP 5.1 Windows 版 (インテル(R) EM64T ベース・プラットフォーム用) のデフォルト・インストール・ディレクトリーは C:\Program Files\Intel\IPP\5.1\EM64T です。

インストール方法

  1. インテル IPP を CD-ROM で入手した場合、CD-ROM ドライブに CD-ROM を挿入します。インストール・プログラムが自動的に開始しない場合、Setup.exe をダブルクリックしてください。インテル IPP をダウンロードで入手した場合、ダウンロードしたファイル (w_ipp_em64t_p_5.1.xxx.exe) をダブルクリックしてください。
  2. インストールを開始する前に、自己解凍形式のインストール・ファイルを展開する一時ディレクトリーの名前を入力します。インストール後、この一時ディレクトリーに展開されて残っているファイルを手動で削除してください。
  3. Intel(R) Software Setup Assistant が表示されます。[Next] をクリックします。
  4. シリアル番号の入力を確認するメッセージが表示されます。シリアル番号を入力して [Next] をクリックします。インターネットに接続している場合、Setup Assistant はインテルのサーバーに接続してライセンス情報を取得し、コンピューターにインストールします。インテルのサーバーに接続できない場合、デフォルトのライセンスがインストールされます。このライセンスでは、ライブラリーは使用できますが、アップデートを行うことはできません。[この情報は予告なしに変更されることがあります。]
  5. インテル IPP インストール・プログラムが起動します。
  6. デフォルトのインストール・ディレクトリー (インテル EM64T システムの場合、C:\Program Files\Intel) を使用するか、別のディレクトリーを選択します。選択したディレクトリーに、\IPP\5.1\EM64T という名前のディレクトリーが作成されます。すべてのファイルはこのディレクトリーにインストールされます。インテル IPP 5.1 をインストールしても、インテル IPP の以前のバージョンは削除されません。以前のバージョンを残す場合は、ビルドスクリプトが目的のインテル IPP のバージョンを使用する設定になっているか確認してください。
  7. PATHLIB、および INCLUDE 環境変数に登録する情報を設定します。インストールが完了した後、tools\env ディレクトリーにバッチファイル ippenvem64t.bat が作成されます。このファイルを使用して、ユーザーシェルで環境変数を設定します。

    - システムの Windows インストーラーのバージョンが 2.0 よりも古い場合、インテル IPP インストーラーは Windows インストーラーを自動的にアップグレードします。インストールが完了した後にシステムを再起動する必要があります。

    - 一部のウイルス対策ソフトウェアでは、インストールで使用するスクリプトが実行できない場合があります。この場合、スクリプトのブロック機能をオフにするか、一時的にスクリプトを実行可能に設定してください。

  8. 次のページで、インテル・プレミアサポートに登録するかどうか確認するメッセージが表示されます。登録を行うと、サポート期間 (通常は 1 年間) が終了するまで、アップデートおよび新しいバージョンを含む、インテル・プレミアサポートのすべてのサービスを利用できます。電子メールアドレスを入力して [Next] をクリックします (インテル・プレミアサポートのアカウントを既にお持ちの場合は、登録に使用したメールアドレスを入力してください)。入力したメールアドレスに、初期パスワードを含む登録情報が送付されます。インテル・プレミアサポートに登録しない場合は、チェックボックスをクリアして [Next] をクリックします。
  9. 最後の画面で [Finish] をクリックして、Intel Software Setup Assistant を終了します。

注意: 評価版ライセンスを使用していて商用版ライセンスにアップグレードする場合は、インテル IPP インストーラーを再度実行する必要があります。商用版のシリアル番号を取得した後、Setup.exe を再度実行して、(上記のステップ 4 で) そのシリアル番号を入力してください。必要なインテル IPP ファイルがインストールされます。

Intel Software Setup Assistant に関する既知の問題

インテル IPP のアンインストール

インテル IPP をアンインストールするには、「コントロール パネル」から「プログラム/アプリケーションの追加と削除」を選択します。

: インテル IPP をアンインストールしても、対応するライセンス・ファイルは削除されません。

テクニカルサポート

インテルでは、お客様からのフィードバックを非常に重視しております。本製品で提供されるツールについてのテクニカルサポートおよび FAQ や製品のアップデート情報を含むテクニカル情報を利用するには、https://premier.intel.com でインテル(R) プレミアサポート・アカウントに登録してください。この製品のシリアル番号はここで登録してください。

注: 代理店がこの製品のテクニカルサポートを行っている場合は、インテルではなく代理店までご連絡ください。

インテル IPP の FAQ、ヒント、ユーザーフォーラム、およびその他のサポート情報は、ここ (英語) を参照してください。

著作権と商標について

本資料で提供される情報は、予告なく変更されることがあります。インテルは本資料の内容およびこれに関連して提供されるソフトウェアにエラー、誤り、不正確な点が含まれていたとしても一切責任を負わないものとします。本資料およびこれに記載されているソフトウェアはライセンス契約に基づいて提供されるものであり、その使用および複製はライセンス契約で定められた条件下でのみ許可されます。本資料は、明示されているか否かにかかわらず、また禁反言によるとよらずにかかわらず、いかなる知的財産権のライセンスを許諾するためのものではありません。 本資料に掲載されている情報は、インテル製品の概要説明を目的としたものであり、インテルによる確約と解釈されるべきものではありません。

製品に付属の売買契約書『Intel's Terms and Conditions of Sales』に規定されている場合を除き、インテルはいかなる責を負うものではなく、またインテル製品の販売や使用に関する明示または黙示の保証 (特定目的への適合性、商品性に関する保証、第三者の特許権、著作権、その他、知的所有権を侵害していないことへの保証を含む) に関しても一切責任を負わないものとします。インテル製品は、医療、救命、延命措置、重要な制御または安全システム、核施設などの目的に使用することを前提としたものではありません。

機能や命令の中に「予約済み」または「未定義」と記されているものがありますが、その機能が存在しない状態や何らかの特性を設計の前提にしてはなりません。これらの項目は、インテルが将来のために予約しているものです。インテルが将来これらの項目を定義したことにより、衝突が生じたり互換性が失われたりしても、インテルは一切責任を負わないものとします。

本資料で説明されているソフトウェアには、不具合が含まれている可能性があり、公開されている仕様とは異なる動作をする場合があります。現在までに判明している不具合の情報については、インテルのサポートサイトをご覧ください。

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* その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。

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