インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブについて

インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ (インテル® IPP) は、広範囲な機能を提供するソフトウェア・ライブラリーです。 この機能には、一般的な信号処理と画像処理、コンピューター・ビジョン、音声認識、データ圧縮、暗号化、ストリング操作、オーディオ処理、ビデオ・コーディング、リアリスティック・レンダリングおよび 3D データ処理が含まれます。また、MP3 (MPEG-1 オーディオ、レイヤー 3)、MPEG-4、H.264、H.263、JPEG、JPEG2000、JPEG XR、GSM-AMR、G723 のようなオーディオ、ビデオ、音声コーデック用の高度なプリミティブも含まれています。

インテル® IPP ライブラリーは、各関数でさまざまなデータ型とレイアウトをサポートすることで、開発者がアプリケーションの設計と最適化に選択できる豊富なオプションのセットを提供します。

プログラムのパフォーマンスを向上させるために、インテル® IPP 関数は、インテル® アーキテクチャー・プロセッサーの利点をすべて活用するように最適化されています。 また、ほとんどのインテル® IPP 関数は、複雑なデータ構造を使用しないため、全体的な実行のオーバーヘッドを減らすことができます。

最適化に関する注意事項

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インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ (インテル® IPP) ライブラリーに含まれる関数は、互換マイクロプロセッサーよりもインテル製マイクロプロセッサーでより高度に最適化されます。インテル® IPP ライブラリーの関数は、コード、およびその他の要因に基づいてインテル製マイクロプロセッサーおよび互換マイクロプロセッサー向けに最適化されますが、インテル製マイクロプロセッサーにおいてより優れたパフォーマンスが得られる傾向にあります。

上記は、インテル® IPP ライブラリー全般に関する基本的な最適化アプローチについて言及しています。インテル® IPP ライブラリーは、互換マイクロプロセッサー向けには、インテル製マイクロプロセッサー向けと同等レベルの最適化が行われない可能性があります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2 (インテル® SSE2)、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 (インテル® SSE3)、ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令 (インテル® SSSE3) 命令セットに関連する最適化およびその他の最適化が含まれます。インテルでは、インテル製ではないマイクロプロセッサーに対して、最適化の提供、機能、効果を保証していません。本製品のマイクロプロセッサー固有の最適化は、インテル製マイクロプロセッサーでの使用を目的としています。

インテルでは、お客様の要件に最適なコンパイラーを選択いただくよう、他のコンパイラーの評価を行うことを推奨しています。

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