インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ・ライブラリー 7.0 リリースノート

このドキュメントでは、インテル® IPP ライブラリー製品の新機能や重要な注意事項について説明します。

インテル® IPP ライブラリーの最新情報へのリンクは次のとおりです。

ドキュメント、ヘルプ、コードサンプル へのリンクは、インテル® IPP メインページ にあります。テクニカルサポートについては、インテル® IPP テクニカルサポート・フォーラムインテル IPP ナレッジベース の記事をご覧ください。

お使いのメールアドレスを使用して 製品を登録 してください。これにより、サポートフォーラムでは登録ユーザーとして認識され、また製品のアップデートが通知されます。製品登録時のメールアドレス情報の使用に関しては、インテルの Online Privacy Notice Summary をご覧ください。

How to Build an IPP Application」では、インテル® IPP アプリケーションのコンパイル、リンク、ディプロイについて説明しています。

インテル® IPP 7.0 の新機能

インテル® IPP 7.0 Update 1 の新機能

最新情報については、Web サイトに掲載されている インテル® IPP 7.0 ライブラリー・リリースノートのリストをご覧ください。

インテル® IPP 7.0 の新機能 (初期リリース)

インテル® IPP ライブラリーの初期リリースは、インテル® Parallel Composer 2011 (インテル® Parallel Studio 2011 に同梱) のコンポーネントとしてのみ提供されており、Microsoft* Windows* プラットフォーム用のみでした。Update 版では、サポートされるすべてのプラットフォーム用がご利用になれます。また、スタンドアロンとしても提供されています。

パフォーマンスおよび最適化に関する変更点:

Microsoft* Visual Studio* のサポート:

ドメイン固有の変更点:

新しいハイレベル API:

インストールに関する変更点:

製品の内容

インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブのコア・ライブラリー (インテル® IPP ライブラリー) 7.0 Windows* 版には次の 2 つのパッケージが含まれています。

また、次の オプションの アドオン・パッケージがあります。

インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ 7.0 Linux* 版の コア・ライブラリー (インテル® IPP ライブラリー) には次の 2 つのパッケージが含まれています。

また、次の オプションの アドオン・パッケージがあります。

インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ (インテル® IPP ライブラリー) 7.0 Mac OS* X 版のスタンドアロン・インストール・パッケージはありません。インテル® IPP 7.0 ライブラリー Mac OS* X 版は、インテル® Composer XE およびインテル® C++ Composer XE 製品スイートのコンポーネントとして提供されます。

インテル® IPP 暗号化ライブラリー (別途ダウンロード)

インテル® IPP 暗号化アドオンは、IPP 暗号化ドメインの関数を活用するのに必要なバイナリーとヘッダーファイルが含まれたインストール・パッケージです。IPP ライブラリーへのアドオン のため、インテル® IPP コア・ライブラリーが先にインストールされていなければなりません。 暗号化アドオン・ライブラリーをインストールする前に、スタンドアロンのインテル® IPP ライブラリー、インテル® C++ コンパイラー・プロフェッショナル・エディション、インテル® Parallel Studio のいずれかを最初にインストールしてください。

インテル® IPP コア・ライブラリーとは別に提供されるインテル® IPP 暗号化ライブラリーを入手するには、製品登録を行い、「Where do I download the Intel® IPP Cryptography libraries?」を参照してください。

インテル® IPP SPIRAL ドメイン (ippGEN) (別途ダウンロード)

IPP ライブラリーのインストール・パッケージのサイズを縮小するために、SPIRAL ドメイン (ippGEN) はライブラリー・アドオンとして別途配布されるようになりました。インテル® IPP ライブラリーの ippGEN コンポーネントは、インテル® レジストレーション・センター からダウンロードできます。

インテル® IPP の SPIRAL は、ippGEN ドメインの関数を活用するのに必要なバイナリーとヘッダーファイルが含まれたインストール・パッケージです。IPP ライブラリーへのアドオン のため、インテル® IPP コア・ライブラリーが先にインストールされていなければなりません。 SPIRAL アドオン・ライブラリーをインストールする前に、スタンドアロンのインテル® IPP ライブラリー、インテル® C++ コンパイラー・プロフェッショナル・エディション、インテル® Parallel Studio のいずれかを最初にインストールしてください。

テクニカルサポート

インストール時に製品登録を行わなかった場合は、インテル® ソフトウェア開発製品レジストレーション・センター で登録してください。登録を行うことで、サポートサービス期間中 (通常は 1 年間)、製品アップデートと新しいバージョンの入手を含む無償テクニカルサポートが提供されます。

テクニカルサポート、製品のアップデート、ユーザーフォーラム、FAQ、ヒント、およびその他のサポート情報は、http://www.intel.com/software/products/support/ を参照してください。

注: 代理店がテクニカルサポートを提供している場合は、インテルではなく代理店にお問い合わせください。

インテル® IPP ライブラリーに関するテクニカル情報 (FAQ、ヒント、およびその他のサポート情報を含む) については、インテル® IPP フォーラム (http://software.intel.com/en-us/forums/intel-integrated-performance-primitives/) のインテル® IPP ナレッジベース: http://software.intel.com/en-us/articles/intel-ipp-kb/all/ を参照してください。

ライセンス定義

本製品に含まれるソフトウェア・ソース・コードはソフトウェア・ライセンス契約に基づいて提供されるものであり、その使用および複製はライセンス契約で定められた条件下でのみ許可されます。ライセンス定義およびライブラリーの制限については、インテル® ソフトウェア製品エンド・ユーザー・ソフトウェア使用許諾書を参照してください。

本資料に掲載されている情報は、インテル製品の概要説明を目的としたものです。本資料は、明示されているか否かにかかわらず、また禁反言によるとよらずにかかわらず、いかなる知的財産権のライセンスを許諾するものではありません。製品に付属の売買契約書『Intel's Terms and Conditions of Sale』に規定されている場合を除き、インテルはいかなる責任を負うものではなく、またインテル製品の販売や使用に関する明示または黙示の保証 (特定目的への適合性、商適格性、あらゆる特許権、著作権、その他知的財産権の非侵害性への保証を含む)に関してもいかなる責任も負いません。

インテルによる書面での合意がない限り、インテル製品は、その欠陥や故障によって人身事故が発生するようなアプリケーションでの使用を想定した設計は行われていません。

インテル製品は、予告なく仕様や説明が変更されることがあります。機能または命令の一覧で「留保」または「未定義」と記されているものがありますが、その「機能が存在しない」あるいは「性質が留保付である」という状態を設計の前提にしないでください。これらの項目は、インテルが将来のために留保しているものです。インテルが将来これらの項目を定義したことにより、衝突が生じたり互換性が失われたりしても、インテルは一切責任を負いません。この情報は予告なく変更されることがあります。この情報だけに基づいて設計を最終的なものとしないでください。

本書で説明されている製品には、エラッタと呼ばれる設計上の不具合が含まれている可能性があり、公表されている仕様とは異なる動作をする場合があります。現在確認済みのエラッタについては、インテルまでお問い合わせください。

最新の仕様をご希望の場合や製品をご注文の場合は、お近くのインテルの営業所または販売代理店にお問い合わせください。

本書で紹介されている注文番号付きのドキュメントや、インテルのその他の資料を入手するには、1-800-548-4725 (アメリカ合衆国) までご連絡いただくか、http://www.intel.com/#/en_US_01 を参照してください。

インテル® IPP ライブラリー関数には、特許要件に準拠することが求められるアルゴリズムの実装に使用できるコードが含まれています。

RC5 アルゴリズムは RSA* Data Security, Inc. の Ronald L.Rivest によって特許が取得されているので注意してください (U.S. 特許 5,724,428)。

Intel、インテル、Intel ロゴは、アメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporation の商標です。インテルの商標一覧については、http://www.intel.com/sites/sitewide/en_US/tradmarx.htm を参照してください。

* その他の社名、製品名などは、一般に各社の表示、商標または登録商標です。

最適化に関する注意事項

インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ (インテル® IPP) ライブラリーに含まれる関数は、互換マイクロプロセッサーよりもインテル製マイクロプロセッサーでより高度に最適化されます。インテル® IPP ライブラリーの関数は、コード、およびその他の要因に基づいてインテル製マイクロプロセッサーおよび互換マイクロプロセッサー向けに最適化されますが、インテル製マイクロプロセッサーにおいてより優れたパフォーマンスが得られる傾向にあります。

上記は、インテル® IPP ライブラリー全般に関する基本的な最適化アプローチについて言及しています。インテル® IPP ライブラリーは、互換マイクロプロセッサー向けには、インテル製マイクロプロセッサー向けと同等レベルの最適化が行われない可能性があります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2 (インテル® SSE2)、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 (インテル® SSE3)、ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令 (インテル® SSSE3) 命令セットに関連する最適化およびその他の最適化が含まれます。インテルでは、インテル製ではないマイクロプロセッサーに対して、最適化の提供、機能、効果を保証していません。本製品のマイクロプロセッサー固有の最適化は、インテル製マイクロプロセッサーでの使用を目的としています。

インテルでは、お客様の要件に最適なライブラリーを選択いただくよう、他のライブラリー製品の評価を行うことを推奨しています。

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